前営業日は→2018年11月29日 米国株式市況概況
先週金曜日のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇。
引き続きFRBのハト派姿勢を好感した買いが継続。
この日上昇をけん引したのはハイテク関連と資本財セクターの一部。
世界のPMIが発表されてきているが、それらは全般的に落ち込んできており景気後退色は強まっている。
ただ、半導体セクターはここまで約一年かけて大きく下落してきただけに、すでにある程度の景気後退は織り込んだとみている雰囲気。
半導体以外には、バイオ、医薬が好調で、どちらかというと技術系が好まれている一日。
また、飲料、資本財の一部、情報技術の一部にも上昇するものが出ていた。
なお、ゲームのアクティビジョンATVI、エレクトロニックアーツEAは不調
メディアもディズニーDIS、コムキャストCMCSA、CBS、バイアコムVIABなど不調
エネルギーも下げるなど、軟調なセクターもありまちまちの展開。
個別には5億人分の個人情報が漏れた可能性と伝わったマリオットインターナショナルMARが大幅安。
GEも金融部門への懸念から下げた。
この日の合算出来高は83.9億株
米中会談という一大イベントの前にしてはややボリュームが膨らんでいた。