「JICがゾンビ企業の救済機関になろうとしている」と星岳雄・産業革新投資機構社外取締役が批判
「JICがゾンビ企業の救済機関になろうとしているときに、私が社外取締役にとどまる理由はない」と星岳雄・産業革新投資機構社外取締役が経産省を批判
さんざん報道されているので耳にした方も多いと思いますが、産業革新投資機構(JIC)と経産省が鋭く対立して、JICの民間出身の取締役の全員が辞めてしまうことになりました。
産業革新投資機構(JIC)の田中正明社長ら9人が辞任~経産省主導の人事に転換か~
個人的には産業革新投資機構なんて要らないと思っているので胸がすく思いなのですが、しかし、なにかこう・・・小骨がつっかえたような感じがしています。
というのも、いくつかの疑問が浮かぶからです。
その一つが、表題にも掲げた星岳雄・産業革新投資機構社外取締役の発言
「JIC(産業革新投資機構)がゾンビ企業の救済機関になろうとしているとき・・・」
というものです。
これ、きっと何かあると思います。
なにもなしに、いきなり
「JICはゾンビ企業の救済機関~・・・」
なんて言いだすはずがないでしょう。
なんらかの圧力を、経産省は9月から12月のこの時期までのあいだに、産業革新投資機構の連中にかけたのじゃないかと思います。
個人的にそれは日産問題じゃないか?という気がしていたのですが、いやしかし、日産は赤字でないからゾンビじゃない・・・それよりもさらにあり得そうなものというと・・・
MRJ / 三菱リージョナルジェット
もしくは
海運三社のコンテナ事業オーシャン・ネットワーク・エクスプレスONE
ではないかと・・・
とくにMRJは10月末ごろに資本の増強を果たしています。
タイミング的に、重なる部分が大きいと思うんです。
結局、三菱グループから資金を集めましたが、実は産業革新投資機構のカネも使おうとしていたんじゃないか
という気がします。
当たるも八卦、当たらぬも八卦です。
いずれ内幕暴露などが書かれることでしょう。
以上です。