【3191】ジョイフル本田2018年Q2決算・業績と株価
ホームセンター中堅、ジョイフル本田が2018年Q2決算を発表。
原価低減につとめるものの、人件費、輸送コストなどの増加でQ2利益の伸びは、Q1利益の伸びを下回っています。
ジョイフル本田2018年Q2決算・業績
https://twitter.com/chu_sotu/status/1092314456653127681
対前年同期比でみると、営業利益は
前年2Q 24.14億円
今年2Q 23.59億円
となっており、今年は減益となっています。
売上においては、主に生活雑貨などで前年の特需の反動減があったとのこと。
住宅・インテリア、ガーデンライフなど住宅向け関連でも低調な数字がみられ、同社が地盤とする関東郊外の高齢化に伴う消費力の減少が反映されているように思われます。
ジョイフル本田2018年Q2決算・業績~千葉店の減損
ホームセンター千葉店のリニューアル投資にからみ過去の投資分の減損24.72億円を計上
この会社はよく減損を計上する印象があります。
そもそも過去に投資した時点で、その投資に見合った利益をあげられるかどうかの検討が甘い可能性があり、そこらへんは要注意かなと思われます。
ジョイフル本田の株価
ジョイフル本田2018年Q2決算を受け、2019年2月4日現在、同社株は以下のようになっています。
5分足
ジョイフル本田の週足株価は以下のようになっています。
ジョイフル本田2018年Q2決算・業績~総評
ネガティブな決算でしょう。
同社を取り巻く環境は非常に厳しくなっています。
まず地盤的に同社が店舗を展開している関東郊外は高齢化と人口減少スピードが激しくなっています。
かつては団塊の世代がマイホームを買い、その外構を整備したり、花壇を整備したりする需要がありましたが、そういった需要が剥げていっています。
住宅周りの整備にカネを落とす世帯が減少してきており、同社の業績の長期的な下押し圧力となっています。
生活雑貨に関していえば、他社ホームセンターだけでなく、郊外型ドラッグストア、スーパーマーケット、アウトレットなどとの競争もおきています。
こうしたことが同社の業績拡大を阻んでいます。
千葉店の減損を今になって発表するのはネガティブです。
上場した時にある程度みえていなかったんでしょうか。
売上高が漸減傾向をたどる中、自社株買いによって一株当たりの利益を上昇しようとはしています。
それ自体は悪くないのですが、ならばなぜ上場したのかという問題も出てきます。
とりあえず、以上です。
なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。
投資にあたっては自己責任でお願いいたします。
以上。
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