【統計】日本の貿易統計(輸出・輸入・貿易収支)~2019年1月~

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【統計】日本の貿易統計(輸出・輸入・貿易収支)~2019年1月~

 

2019年1月の貿易統計、輸出は8.4%減、輸入は0.6%減、差し引き1.4兆円超の赤字

 

昨年11月頃から一気に低迷が深刻化した貿易状況ですが、年明け1月も悪化傾向は続いています。

みていきましょう。

前月は⇒【統計】日本の貿易統計(輸出・輸入・貿易収支)~2018年12月

貿易統計~国別輸出入および差額

輸出価額伸率輸入価額伸率差引価額伸率
総額5,574,225-8.46,989,461-0.6-1,415,23649.2
アジア2,910,946-13.13,481,9580.5-571,012404.6
中華人民共和国958,113-17.41,837,8215.6-879,70851.8
香港231,098-21.218,65312.8212,445-23.2
台湾316,125-11251,7641.564,361-40
大韓民国422,801-11.6286,804-5.8135,997-21.9
シンガポール175,277-19.574,075-18.1101,202-20.5
タイ248,027-0.7208,809-3.839,21820.1
マレーシア112,3497.2182,536-10.2-70,187-28.8
インドネシア119,739-2.2187,329-13.2-67,590-27.5
フィリピン86,174-3.193,641-5.5-7,467-26.4
ベトナム106,929-17.2206,6780.7-99,74931.1
インド89,3566.556,264-4.633,09232.7
(ASEAN)856,887-7.31,011,130-6.2-154,2430.4
大洋州155,948-14525,43419.5-369,48643.1
オーストラリア118,981-18.7468,04419.8-349,06342.8
ニュージーランド16,583-8.820,944-8.7-4,361-8.6
北米1,203,0855.3873,1067.1329,9790.9
アメリカ合衆国1,139,5496.8772,1377.7367,4125.1
カナダ63,536-16.3100,3232.4-36,78766.7
中南米242,847-13.3258,419-17.6-15,572-53.8
ブラジル30,463-4.755,008-25.9-24,545-41.9
メキシコ95,37412.557,4514.837,92326.6
チリ25,93260.767,187-13.1-41,255-32.6
西欧692,414-6.6852,633-2.8-160,21917.7
ドイツ171,869-3.3229,782-1.4-57,9134.8
英国120,971-1175,2321045,739-32.3
フランス55,515-4.789,831-17.9-34,316-32.9
オランダ99,598-724,713374,885-9.9
イタリア43,317-0.2103,396-8.5-60,079-13.6
ベルギー62,71324.637,16937.825,5449.4
スイス25,042-28.974,7166.3-49,67441.6
スウェーデン10,868-13.624,0830.2-13,21515.3
アイルランド7,464-7.166,933-0.8-59,4690.1
スペイン30,21714.731,362-20.9-1,145-91.4
中東欧・ロシア等138,60912.6182,599-8.1-43,990-41.8
ロシア62,0170113,138-15.9-51,121-29.4
(EU)699,315-2.5795,330-2.8-96,015-4.9
中東161,607-13.2748,731-12.3-587,124-12.1
アラブ首長国連邦55,5143.7226,251-4.8-170,737-7.3
サウジアラビア36,207-14.2274,546-5.3-238,339-3.8
クウェート12,674-28.755,170-28.3-42,496-28.2
カタール10,945-14.3129,845-10.3-118,900-9.9
オマーン15,189-9.523,661-2.7-8,47212.3
イラン105-98.7366-99.1-261-99.2
アフリカ68,769-14.866,559-7.12,210-75.7
南アフリカ共和国18,6141.447,9012.7-29,2873.4

 

まず国別にみてみますと、輸出は対中国・香港を筆頭にほぼすべての国に対して悪化しています。

報道ベースでは中国の経済が悪いかのように捉えられがちですが、そうではない。

全世界的に日本からの輸出が落ち込んでいます。

唯一、アメリカだけが好調ですが、これはあくまでもイレギュラーといえるでしょう。

 

 

なお、輸入に関しては輸出よりも落ち込みが緩くなっています。

ここで重要なのは、中国からの輸入が増えていることではないと思います。

むしろ、エネルギー価格が下落する中、中東からの輸入は12.3%減っている。

にもかかわらず、輸入が全体的にはさほど落ちていない現実です。

日本の産業構造は完全に貿易赤字が定着しやすい状況になっており、成熟した債権国化してきています。

貧富の格差は拡大しやすくなっている、そのことに注意が必要です。

 

 

 

 

貿易統計~輸出品目別

品名価額構成比伸率増減寄与度
総額5,574,225100-8.4-8.4
1 食料品49,0950.9-5.10
2 原料品70,1631.3-14.8-0.2
3 鉱物性燃料126,7912.317.20.3
4 化学製品667,86912-4.2-0.5
有機化合物171,2383.1-5.6-0.2
医薬品61,3031.113.20.1
プラスチック168,0053-13.9-0.4
5 原料別製品608,04510.9-11-1.2
鉄鋼237,2284.3-13.7-0.6
非鉄金属97,5111.7-19.2-0.4
金属製品85,6651.5-4.7-0.1
織物用糸・繊維製品44,2830.8-9.8-0.1
非金属鉱物製品61,9771.1-3.50
ゴム製品58,9001.1-0.90
紙類・紙製品21,1160.4-9.70
6 一般機械1,063,06519.1-10.7-2.1
原動機199,6373.6-2.4-0.1
電算機類(含周辺機器)25,4890.5-6.70
電算機類の部分品70,6791.3-15.9-0.2
半導体等製造装置164,2412.9-27.8-1
金属加工機械72,3891.3-14.1-0.2
ポンプ・遠心分離機86,0361.5-6-0.1
建設用・鉱山用機械89,0281.6-0.90
荷役機械50,1750.99.30.1
加熱用・冷却用機器29,3680.520
繊維機械13,6230.2-38.8-0.1
ベアリング35,7470.6-1.80
7 電気機器947,37417-8-1.4
半導体等電子部品298,3925.4-3.6-0.2
(IC)209,4643.8-5-0.2
音響・映像機器32,2360.6-10.1-0.1
(映像記録・再生機器)21,4450.4-19-0.1
(テレビ受像機)7,9690.129.90
音響・映像機器の部分品14,8090.3-19.8-0.1
重電機器62,7911.1-7.6-0.1
通信機36,0260.6-29.3-0.2
電気計測機器113,0692-0.90
電気回路等の機器125,9592.3-19.7-0.5
電池43,1430.8-1.10
8 輸送用機器1,356,83424.3-5.9-1.4
自動車879,64715.81.70.2
(乗用車)791,08514.22.40.3
(バス・トラック)83,4621.5-5.5-0.1
自動車の部分品267,5574.8-3.7-0.2
二輪自動車24,6330.4-25.3-0.1
航空機類39,7580.719.20.1
船舶125,4152.2-37.4-1.2
9 その他684,98912.3-14.6-1.9
科学光学機器144,7372.6-15.8-0.4
写真用・映画用材料39,5040.7-10

 

日本からの輸出品目はほぼほぼすべてダメです。

もうこれは構造的にいろいろやばいかもしれない。

電子デバイスの落ち込みなんて大した問題じゃありません。だいじょううぶ、そのうち戻るから。

機械類の落ち込みも、じきに回復に向かうでしょうから問題ない。

より重要な点として、それら以外に長期的に稼いで行けそうなものがみえないことです。

自動車は輸出が堅調にみえますが、どうにも個人的には怪しいとみています。

そもそもにおいて、現時点でも利益率が酷いですし。

 

 

 

 

 

貿易統計~輸入品目別

品名価額構成比伸率増減寄与度
総額6,989,461100-0.6-0.6
1 食料品577,0938.3-1-0.1
魚介類149,4102.17.10.1
肉類111,8361.6-1.20
穀物類66,0890.9-5.6-0.1
野菜44,5630.60.30
果実36,5330.5-6.70
2 原料品393,1875.6-10-0.6
木材31,4780.5-10.4-0.1
非鉄金属鉱126,7771.8-18.3-0.4
鉄鉱石72,6661-18.5-0.2
大豆11,5950.2-9.50
3 鉱物性燃料1,564,91122.4-2-0.5
原油及び粗油638,6419.1-10.3-1
石油製品145,0562.1-17.9-0.5
(揮発油)92,0231.3-24.2-0.4
液化天然ガス479,8206.915.30.9
液化石油ガス57,2370.8-8.7-0.1
石炭239,3013.47.40.2
(一般炭)142,017220.20.3
4 化学製品770,978112.50.3
有機化合物160,1592.3-4.8-0.1
医薬品285,7554.19.80.4
5 原料別製品640,2529.21.20.1
鉄鋼93,7031.310.30.1
非鉄金属148,7072.1-10.9-0.3
金属製品118,4181.75.30.1
織物用糸・繊維製品85,6901.27.30.1
非金属鉱物製品66,63515.20
木製品等(除家具)70,132120
6 一般機械686,3469.82.30.2
原動機112,7851.60.20
電算機類(含周辺機器)201,6732.910.50.3
電算機類の部分品45,1870.6-1.10
7 電気機器1,116,96316-1.5-0.2
半導体等電子部品220,5793.2-9.1-0.3
(IC)172,0142.5-10.8-0.3
絶縁電線・絶縁ケーブル75,5731.15.60.1
音響映像機器(含部品)114,2011.670.1
重電機器56,8500.8-40
通信機315,9514.5-5.1-0.2
(電話機)218,5663.1-6.6-0.2
電気計測機器67,75911.60
8 輸送用機器256,4443.710
自動車87,8391.3-19.6-0.3
自動車の部分品87,1011.24.20.1
航空機類50,6710.771.50.3
9 その他983,28814.110.1
科学光学機器142,4862-4.2-0.1
衣類・同付属品287,7784.16.10.2
家具71,28414.30
バッグ類63,1590.97.50.1

 

輸入に関していいますと、豪ウッドサイドペトロリアムの開発が進み液化天然ガスLNG輸入の増加があったものの、原油価格下落などの影響を主因に鉱物性燃料全体では前年比2%減っています。

今月は医薬品が前年比9.8%増加しています。寄与度でも0.4%の増加と全体で2番目の伸びです。

高齢化の進展で医薬品の需要が増えており、海外で承認された高額な医薬品の輸入も増えています。

医薬品は構成比はさほど大きいわけではありませんが、長期的な推移は気になるところです。

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以上。