ゴディバを買った韓国系ファンド『MBKパートナーズ』をアジア系と表現する日系メディアに違和感

ゴディバを買った『MBKパートナーズ』は韓国系ファンド~「Michael Byungju Kim」でMBK

 

ゴディバ日本法人を買収した『MBKパートナーズ』は韓国系投資ファンド

先日、トルコのユルドゥズ・ホールディングスから、チョコレートブランドのゴディバ日本事業を買収したMBKパートナーズ。

日本のメディアはこのMBKパートナーズをなぜか「アジア系ファンド」と表現しています。

いや、アジア系なのは確かにその通りなんです。

だって、「韓国系ファンド」ですから。

韓国もアジアの一部ですし、アジア系ファンドというのはわかります。

でもなぜMBKパートナーズだけが、国籍でなく「アジア」という包含関係の大きな集合で語られるのか?

そこらへんに、なんらかの意図や、忖度や、差別を感じてしまうのは自分だけでしょうか?

 

韓国系ファンドMBKパートナーズのMBKは「Michael Byungju Kim」の略

べつに、MBKパートナーズは韓国系ファンドであることを隠してなんていないんです。

もともとMBKって名前自体がファンド創業者の「Michael Byungju Kim」の略なんですから。

堂々としたもんです。

別に韓国人であることは恥ずかしいことでもなんでもない。

本人はきっとそう思っているはずです。

なのになぜ、日本のメディアは変な忖度をするのか?

朝鮮人だと差別対象になる?

日本で事業を行うにあたり、ゴディバやコメダ珈琲が朝鮮ブランドだとやりにくい?

そういう意図でしょうか?

本人が堂々と韓国系であることを訴えているのに、メディアの方が変な忖度をしすぎて、余計に差別的ですらあるように感じます。

 

 

韓国系ファンドMBKパートナーズ創業者「Michael Byungju Kim」はカーライル出身

MBKパートナーズの創業者は、カーライル出身のMichael Byungju Kim氏です。

Wikipediaなどの情報によりますと

Michael Byungju Kim氏は1990年にハーバードビジネススクールでMBAを取得、フルブライト奨学金を受領

ハーバード卒業後、ゴールドマンサックスのM&A部門としてキャリアを積み、

1995年にソロモンスミスバーニーへ移籍、アジア太平洋投資銀行部門のマネージングディレクターとCOOに就任

その後、Michael Byungju Kim氏はカーライルグループに移籍

2005年に自身の名を冠したファンドMBKパートナーズを設立したとのことです。

素晴らしいキャリア

きっとすごい人物なのでしょう。

ユニバーサルスタジオジャパンやメトロポリタン美術館の役員も務めているとのこと。

ちょっと自分達には想像もできないような能力の持ち主なのだと思われます。

 

 

 

韓国系メディアでは、MBKパートナーズは韓国系ファンドと紹介

ここで、他の国のメディアを見てみましょう。

おとなり韓国のメディアなどをみると、堂々とMBKパートナーズを韓国系ファンドと書いています。

MBKパートナーズには韓国の有力な機関投資家もかなりの金額を預けているとされていますし、韓国の投資家の海外投資を助ける窓口になる、とさえ語られています。

M&A業界に急浮上したMBK、次々と大型企業買収に 東亜日報 2006年

 

とうの本国ですら、MBKパートナーズは韓国系ファンドだと言っている。

なのになぜ、日本ではMBKパートナーズは韓国系ファンドだと言えないのか。。。

 

 

韓国系ファンドMBKパートナーズが投資してきた企業

MBKパートナーズはこれまで、さまざまな企業に投資してきました。

たとえば日本のなかでの投資対象としては以下のような企業です。

コメダ珈琲、ゴディバ日本法人、ユニバーサルスタジオジャパン、田崎真珠、インボイス、弥生(ライブドア子会社)、アコーディアゴルフ、黒田電気、オリックスゴルフマネジメントなどなど

 

どうでしょう?

決して汚い企業とかではなく、汚い手段を用いたわけではなく、極めて妥当な投資行動をとっています。

実績もしっかりしていて、クリーンな投資スタンスにみえます。

なぜそれなのに変に意識されて報道されるのか。

ようわからんね。

 

 

韓国系ファンドMBKパートナーズのゴディバ買収

とりあえず、ここで話をゴディバに戻しましょう。

みなさん、ゴディバ好きですか?

自分は、まったく好きではありません。

というか、嫌いです。

おいしくないと思います。

ゴディバをおいしいと感じたことがありません。

ゴディバをおいしいという人は、味わかってないんじゃないかと思います。

自分が食べたものだけかもしれませんが、ゴディバの印象というと、乳化剤バリバリはいっていて、香りが全然たちあがらず、くちどけも悪く、見た目だけ派手な、値段のそこそこするチョコという・・・最悪なものです。

雰囲気と値段で立派そうにみえるから、ゴディバはいいものだ、と思い込んでいる、味覚障害の人たちがありがたがってるんじゃないかと思ってます。

はっきりいって、ふつーにスーパーで売ってる明治のTheシリーズのオレンジ色の70%カカオの板チョコの方が遥かにウマいです。

ジャンポールエヴァンのタブレットは高すぎます。

コストパフォーマンスで言ったら、明治のTheチョコのオレンジ色のパッケージの70%カカオは最強です。

大事なことなので何度も言わせていただきますw

 

ぶっちゃけ、日本で食えるチョコレートの水準からして、みんな

「ゴディバがあまりおいしくないチョコレート」

であることはわかってきていると思います。

今後、ゴディバは韓国や中国でのビジネスを伸ばしていくつもりらしい。

「中国や韓国の連中はまだまだ舌が肥えていない」

とMBKパートナーズの優秀な方たちはみているのでしょう。

MBKパートナーズの人達だって、舌は肥えてるはずですから、ゴディバのびみょーさは理解しているはずです。

それでもなお、1000億円以上投資するというのは、なかなかなもの。

彼らの才能をもってすればゴディバも超絶売り上げを伸ばせるのか?

個人的には非常に注目してみています。

以上です。