著作権法改正『ダウンロード違法化』は誰のため?~背後に米国の影がちらちら見える件~

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著作権法改正『ダウンロード違法化』問題について

 

著作権法改正『ダウンロード違法化』問題

に関する議論が白熱しています。

権利者の許可なくインターネットにアップロードされた画像(漫画、写真、論文など)をダウンロードしただけで罰則に問おうという、いわゆる著作権法改正『ダウンロード違法化』問題。

当初は知財関連の弁護士・学者・専門家などが、この法案の危険性を指摘している程度でしたが、

ここにきて著作権を持つ側の出版社、漫画家協会なども反対意見を表明。

ニュースなどで取り上げられる機会も増えており、SNSなどネット上を中心に非常に強い関心をもって注目されています。

 

著作権法改正『ダウンロード違法化』では漫画村は規制できない?

当初、「漫画村」などの違法漫画公開サイトを撲滅させるためになんとかしよう、という議論の過程で著作権法改正が進められてきた『ダウンロード違法化』でしたが、

ここにきて違法漫画公開サイトはリンクを貼って見せるだけで、ダウンロードを伴わない形態に移行。

ダウンロード、複製を伴わないため今回の著作権法改正『ダウンロード違法化』では法的対応ができないとされています。

 

 

著作権法改正『ダウンロード違法化』に講談社社長や漫画家も苦言を呈す

なお、『ダウンロード違法化』を目的とした著作権改正案については、出版社や漫画家など著作権を有する側の人々も苦言を呈する事態に発展。

出版大手・講談社の野間省伸社長は

「(海賊版)対策として、やれることは何でもやってほしいというのが我々の要望するところだが、『悪質なものに対して』というのが大前提だ」

「違法化のためのハードルはあればあるほど良いと思っている」(出版社幹部「こんなことまで望んでなかった」DL規制 朝日新聞 19年2月22日)

と発言。

漫画家協会も

「原作のまま、まるごと複製」したダウンロードで、「権利者の利益が不当に害される場合」に限って違法とするよう求めた。(対策そのものは賛成だが…DL違法化、漫画家協会が声明 朝日新聞19年2月28日)

との声明を発表しています。

それでもなお自民党はダウンロード違法化に邁進しています。

議論の内容を思いっきり捻じ曲げながら・・・

 

 

『ダウンロード違法化』を目的とした著作権改正問題、文化庁が都合よく専門家意見を捏造か

今回の『ダウンロード違法化』を目的とした著作権法改正問題においては、文化庁が「法改正ありき」で突き進んでいます。

もちろん、文化庁が突き進む背景には、強力な政治家の圧力があります。

官僚が独自に何かを推し進めることはまずありえません。

官邸主導と考えていいです。

今回、それが如実に反映された自体が明るみになりました。

 

昨年10月から今年2月までに行われた文化審議会著作権分科会の会合では、弁護士や知財関連の専門家などが多数の意見を表明。

それらの意見を文化庁が資料に纏めて、自民党の文部科学部会に提出したわけですが、この資料があまりにも恣意的にまとめられているとして、審議会に参加した専門家たちが怒りの告発を行っています。

「賛成意見を水増し」DL違法化、専門家が文化庁を批判 朝日新聞

いやはや、なんともダウンロード違法化にご執心なようすですが、いったい何でこんなに頑張っているんでしょうか?

 

 

 

著作権法改正『ダウンロード違法化』はいったい誰のためのものなのか?

どう考えても異常ですよね。

知財関連の専門家から反対の声が上がり、

国民などネット住民からも反対の声が上がり

さらには出版社や漫画家など著作権所有者からも反対の声が上がっている。

それでもなお、著作権法改正して『ダウンロード違法化』を進めようとしている自民党。

なぜこんなことをしているのか?

 

 

著作権法改正『ダウンロード違法化』の背景にアメリカの影・・・

個人的にこれ、じつはアメリカの要請があるのではないか?という気がしています。

今回、著作権法改正『ダウンロード違法化』を強力に推進してきた知的財産戦略調査会の会長は甘利明です。

甘利明といえば、TPP交渉を推し進めてきた張本人です。

なお、TPPにおいても知財分野、著作権法問題は非常に重要で、甘利明がアメリカ側と交渉する中で、著作権の有効期限は20年延ばされました。

戦時加算の10年5カ月を加えると80年5カ月に延びます。

甘利明は世論の風当たりがキツいとみるや後任に任せてズラかりましたから責任は免れましたが、まさしく経産族議員の甘利明の手柄であります。

関係団体がこぞって反対をしているのに、無理やり強行突破で著作権法を改悪しようとしている・・・

こういう時は往々にして、アメリカが背後にいるとみて良いです。

まず間違いなく。

 

 

というわけで、陰謀論のようになってしまいましたが、個人的にはこれ、大真面目に思っています。

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とりあえず、今回の著作権法改正は、なにか大きなことの伏線になると思います。

しっかりチェックしていくことが重要だと思います。

以上。