社会主義政党化する米民主党
ヒラリー・クリントンとマイケル・ブルームバーグが民主党大統領選挙に出馬せず
米民主党のなかでも、富裕層、エスタブリッシュメントに分類されるヒラリー・クリントンやマイケル・ブルームバーグが2020年の大統領選に出馬しないとのことです。
これで、民主党の有力候補者のほぼすべてが、やや左より、マイノリティより、貧困層よりの人物となります。
ヒラリー・クリントンとマイケル・ブルームバーグはなぜ出馬しないか
なぜヒラリー・クリントンとマイケル・ブルームバーグが出馬しないか。
単純に、そういった金持ち、エスタブリッシュメントに票が入るような状況じゃないからでしょう。
たぶん、ヒラリー・クリントンやマイケル・ブルームバーグは中道票が割れるのを嫌がっています。
そして、彼らが中道として推したいと思っているのは、(いまのところ)たぶん、ジョー・バイデン前副大統領。
中道の中心的人物ジョー・バイデン前副大統領はすでに76歳
しかし、バイデンは年齢的にもちょっとありえなさそうな気がします。
すでに76歳です。
もし大統領になれば、その時の年齢は78歳です。
82歳までやることになる。
現代のアメリカ政治でここまで高齢なのは厳しいかもしれない。
というわけで、ポリティコ調査の二位候補をみてみると・・・
バーニー・サンダースも77歳
政治世論調査のポリティコによれば、民主党候補二位はバーニー・サンダース氏
左派の重鎮で人気もあります。
日本でもAmazon叩きなどで有名な方ですが、
こちらも77歳とかなりの高齢です。
大統領になったとしたら79歳・・・
かくして泡沫左派候補ばかりが乱立へ
どうもこのままでいくと、2020年は中道がまったくいないまま
「トランプ大統領 対 左巻き」
という究極の選択を迫られそうな大統領選になりそう。
WSJとNBCが行った米国の世論調査によると(どちらも経済・金融系に強いメディアなのでバイアスがありそうですが)、
「大統領に社会主義者が望ましい」
としたのはわずか25%だったそうです。
この調査結果をどうとらえるか。
25%もいる、と捉えるか、
25%しかいない、と捉えるかはおいておいて、
とりあえず、アメリカは左派にはやはり厳しい土壌なのだと思います。
このままだと、トランプ大統領の圧勝になるでしょう。
思うに、米国民主党はオバマ大統領の成功によって、
「マイノリティ票を獲得すればいいや」
という安易な選挙戦を展開しすぎたように思います。
気づいてみたらマイノリティや極端な主張の人達、左翼主義者や貧困層よりの候補者ばかりが揃ってしまっています。
広く、マスに受けるような候補者がいない。
これでは大統領選を戦えない。
とりあえず、よほど人気のある人物を外部から呼んでこないと、民主党はトランプ大統領と戦えない気がします。
ちなみにオプラ・ウィンフリーはすでに出馬しないと表明しています。
この調子でいけば、トランプ二期もありそう、と思います。
以上。