【統計】世界のビールメーカー生産量ランキング(順位)とその解説

【統計】世界のビールメーカー生産量ランキング(順位)とその解説

 

世界のビールメーカーを生産量順にならべ

その解説をしてみようと思います。

とりあえず、上位20位まで。

それ以外は、あまりよく知らない会社になってしまうのでパスで。

なお、元データは世界的なホップメーカーであるBARTH-HAAS社の季報を参考にしています。

それではみてみましょう。




 

 

 

世界のビールメーカー生産量ランキング(順位)

順位 社名 国籍 2017年生産量(m hl) 生産シェア
1 アンハイザーブッシュ・インベブ Belgium 612.5 31.40%
2 ハイネケン Netherlands 218 11.20%
3 China Res. Snow Breweries China 126 6.50%
4 カールスバーグ Denmark 113.4 5.80%
5 モルソンクアーズ USA/Canada 99.6 5.10%
6 青島ビール(チンタオビール) China 78 4.00%
7 アサヒビール Japan 58.2 3.00%
8 Yanjing China 43 2.20%
9 BGI – Groupe Castel France 38.8 2.00%
10 キリンビール Japan 29.9 1.50%
11 Petropolis Brasil 25 1.30%
12 Efes Turkey 21.1 1.10%
13 コンステレーション USA 21 1.10%
14 サンミゲル Philippines 18.3 0.90%
15 サイゴン・ビバレッジ(サベコ) Vietnam 17.2 0.90%
16 ディアジオ(ギネス) Ireland 15.5 0.80%
17 Singha Thailand 14.5 0.70%
18 Grupo Mahou – San Miguel Spain 12.6 0.60%
19 Pearl River China 12.1 0.60%
20 Radeberger Gruppe Germany 11.5 0.60%
世界ビール生産量 1951.7 100%

 

世界のビール生産量ランキング~各メーカー解説

1位はいわずと知れたアンハイザーブッシュ・インベブです。

欧州サブミラーの買収により世界シェア31.4%を占める巨大メーカーになりました。

 

2位はオランダのハイネケンです。

 

3位は中国のCRビール、華潤啤酒です。

安いビールを大量に売る方法でいっきに巨大ブランドになりました。

以前は中国のビール=青島ビールというイメージがあったと思いますが、現在では青島ビールは抜き去られています。

 

 

4位はカールスバーグ

 

5位はモルソンクアーズ

 

6位は青島ビール(チンタオビール)

中国のビールと言ったらこれ、というくらい知名度の高いビールですが、現在は中国国内では二番手に落ちています。

 

7位にアサヒビール

2016年のアンハイザーブッシュとサブミラーの合併時、サブミラーのいくつかのブランドが独禁法の問題から売却されました。

それを買収して大きくなったのがアサヒビールです。

アサヒスーパードライが主力商品

 

 

8位はYanjing 燕京啤酒

 

9位はBGI カステルグループ

 

10位はキリンビール

 

となっています。

以降の銘柄はざっくり解説するとして、

 

このなかではフィリピンのサンミゲルが注目です。

この会社はキリンビールが48.39%出資しており、実質的にキリンの子会社となっています。

 

あとは、ディアジオ。

この会社はドンペリなどの製造もおこなっている会社ですが、ギネスビールの製造もおこなっています。

やや高級路線に偏った経営をしています。

 

以上。