2018年4月18日 ニュースまとめ

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

個人的に重要と感じたものを独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。


0時8分

Exclusive: China seeks trade firewall with U.S. allies in rush of ambassador meetings – sources

中国の外交通商部が相次いで西側諸国と会っているようです。日本も先日、河野外相が中国との関係強化を打ち出しました。アメリカの保護主義に対抗する手段として、自陣営への囲い込みを急いでいるようです。

UnitedHealth profit beats and it raises 2018 outlook

米国健康保険最大手のユナイテッドヘルスが好決算。利益目標引き上げ。コスト抑制策が機能したため利益率が向上したようです。

 

Vingroup could raise as much as $2 billion in Vietnam’s biggest share sale -sources

ベトナム最大の不動産会社Vingroupが住宅部門をホーチミン市場に上場させ、最大20億ドルを調達するそうです。調達金額は先月の見通しから二倍に伸びたとか・・・どんだけハイペースなんでしょうか。かなりイケイケな匂いがしてきます。

 

Industrial production rises as capacity utilization at three-year high
US Industrial Production Rose 0.5% in March

米鉱工業生産が0.5%上昇。予想0.3%を上回る。改善スピードは落ちてきているが、設備稼働率78%まで向上しており概ね良好。

 

中国人民銀、預金準備率1ポイント下げ  中小銀行の資金繰り支援か

中国の経済が徐々に悪化しはじめています。エコノミストは概ね強気ですが、おいらは弱気です。エコノミストの連中は政府の統計をそのまま読みます。おいらは政府の行動も含めて読みます。このニュースはまさに、その「行動」の方です。政府の連中は、景気が悪化していっていることを理解しています。

 

米住宅着工、3月は予想上回る1.9%増 一戸建ては低迷

集合住宅は好調。不調の一戸建ては、たぶん用地がもう既に枯渇してきているように思います。一戸建ては許可件数も落ちてきており、先行きはネガティブです。


(10時10分)

Honda Aircraft dealer to expand operations in China
Baiyun Airport Business Jet Center Opens Its Doors
HondaJet China to expand operations at Guangzhou Airport

ホンダジェットが中国での運用規模拡大に乗り出します。広州白雲国際空港に8800㎡の施設拡張スペースを用意し、最大20機格納できる専用ハンガーを設けるそうです。正式稼働は2019年を予定しているそうです。

 

個人的な意見・・・輸出の伸びが横ばい圏に入っています。輸出企業の業績急拡大期は過ぎました。輸入の減少は一時的要因であり、来月からは前年同月比5%程度まで戻ると思われます。

 

米国務長官指名のポンペオ氏、数週間前に金委員長と会談=Wポスト

トランプ大統領はCIAルートで外交をするようです。つまり、ティラーソンの交代が決まる前に、すでに北朝鮮とCIAでかなりの程度の話が進んでいたということになります。なるほど、だから北朝鮮に対して新しい人事の連中は黙っていたんですね。繋がりました。これで起こりうることは以下です。

  • 米朝和平合意実現
  • 在韓米軍の撤退
  • 米韓軍事訓練の停止
  • 在日米軍の強化
  • 日本による北朝鮮復興支援金負担要求(これは、今回の日米首脳会談の議題に入っているかもしれません)

とりあえず、米朝の敷いたレールの上を日韓は進むしかない、そんな状況にみえます。日本は完全に交渉の駒にされたようなもんです。お疲れ様です。

 


(13時4分)

 

世界最大のポルノサイトが仮想通貨対応 「匿名性」を強化

仮想通貨の本来の使われ方だと思います。仮想通貨はイリーガルな楽しみを助長します。それを日本政府が応援するというのですから、この国も捨てたもんじゃありませんね。

PBOC Cuts Reserve Ratio in Tweak to Steady China Bank Liquidity

中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は預金準備率を引き下げます。これにより資金繰りに苦しむ中小銀行が一息つけることになります・・・が、なぜわざわざこのような手段をとるのかを考えれば、これがネガティブな材料であることがわかるはずです。中国は政府発表のGDPやPMIなどが好調に推移していますが、どうも民間事業者の発表するデータ(広州白雲国際空港のデータ、コマツのKOMTRAXなど)は減速感を示しています。中国政府の統計は毎度のごとくアテになりません。政府ぐるみで粉飾している可能性が高いです。きっと資金繰りに困っている金融機関があるのでしょう。中国の統計は前後の政策も含めて読む必要があります。

中古マンション投資でも不正続発 スルガ銀融資に絡み

「地銀の優等生」といわれてきたスルガ銀行ですが、内実は酷いモノだったようです。次から次へと問題点が発覚しています。これがスルガ一行の問題なのか、地銀全体の融資の伸びに影響するかどうか、そこが問題でしょう。個人的には、後者のような気がしますが・・・

OZ Minerals awards $660m Carrapateena contract to Downer

銅鉱山専業マイナーのOZ MineralがCarrapateena(カラパティーナ)鉱区の開発を2019年から本格化します。カラパティーナ鉱区は65000トンの銅と67000オンスの金を20年間にわたり産出すると予想されています。ちなみにこの会社、以前中国に身売りされる予定だったのですが、鉱区のいくつかがオーストラリア軍基地に近すぎて全部の鉱山を売り切れなかった経緯があります。ですから、M&A対象になりにくく、そのぶん割安に放置されやすい銘柄であります。

 


(14時50分)

CSX Announces Record First Quarter 2018 Financial Results

北米東部を地盤とする鉄道会社CSXのQ1決算は売上はフラット、営業費用の削減で利益増加。リストラ費用を除く比較だと前年比53%の利益増加。

 

アルコールは1日1杯でもリスク? 「適量」に再定義の必要性

アルコール摂取は少なければ少ないほどいい・・・と最近の研究では言われ始めています。

 

 

IBM、通年利益見通しが予想下回る 株価引け後6%安

相変わらずネガティブ決算の常連銘柄です。主要各分野の利益率が全体的に下がっています。競争の激しさがわかります。

 

ネットフリックスの1~3月期、40%増収 利用者数が市場予想上回って増加

正直にいいます。おいらはネットフリックスの業績がこんなに好調に推移するとは思ってませんでした。音楽や映画の好みは国ごとに異なりますから、シナジー効果が出ないと思っていました。完全に数年前の予想と逆です。絶好調ですね。


(20時46分)

中国 米コーリャン「不当廉売」 制裁を仮決定

輸入額の1.8倍の保証金差し入れを命令とのこと。白酒(パオチュ)の製造業者にとってはコスト高。

Russia Sanctions Throw Global Aluminum Industry Into Chaos

RUSALに対する制裁措置がじわじわと影響を広げています。Rio TintoはRUSALにアルミナ精製を依存しており、RUSALと取引できない今、あたらしいサプライチェーン構築に苦慮しているようです。

European Car Sales Weakest in Five Years

欧州自動車市場に変調の兆しです。上位5つのマーケットのうち3つとイギリスが軟調です。EU+EFTAにおける乗用車登録台数は、ジャガーランドローバー、日産、フォードが二桁の減少。かなりキツイ下げになっています。

 

German prosecutors raid 10 sites over Porsche fraud

排ガス不正に絡み、ドイツのポルシェ関連施設に対し強制捜査が行われました。ちなみにポルシェはVW傘下です。

 

UK inflation slows to one-year low, pound slides

イギリスの3月インフレ率が低下しているそうです。