安定を求めちゃあかん~会社は腰掛程度に考えておくべき

安定を求めちゃあかん~会社は腰掛程度に考えておくべき

 

ごめんなさい、偉そうに語ります。

とても大切なことなんで聞いてもらいたいと思います。

今の若い人たちは、決して会社に安定を求めちゃダメです。

会社なんて腰掛程度に考えておいて、常に転職市場で重要視される能力を開発するなり、ソロ活動できるだけの能力を取得していった方がいいです。

 

企業の経営スタンスが変化している

日本企業はこれまでとは全く別の次元の経営を行っていくようになります。

好景気でも、好業績でも、人員削減を行うようになっていきます。

「うちの会社は安定している良い会社だな」

と安心していたらアカンです。

安定を求めて会社に縛りついていても、ある時、ある日、とつぜんに転職市場に放り出される可能性が高まっています。

今はまだ大丈夫ですが、たぶん、むこう20年先くらいにはそういう世界になっていると思います。

 

 

恒常的に株主から経営改善を求められる状態になってきた

この背景には、経営者に対するプレッシャーが過去40年よりも遥かに強くかかるようになってきたことにあります。

ぶっちゃけていうと、日本の生産性は80年代に伸びが落ちました。

70年代のオイルショックと乗っ取り屋の横行、80年代の総会屋などの横行への対策が進んだことで

経営へのチェック機能は逆に著しく落ちることになりました。

これが、80年代以降の生産性の低下と、バブル経済崩壊以降の日本の停滞の主因・・・と、自分は考えています。

これが、大きく変化していく兆しがあります。

 

企業統治改善とは「会社が株主のもの」という大前提に立ち返るということ

より端的には2014年からのスチュワードシップコード導入などによるガバナンス改善、企業統治改善への圧力が、経営改善圧力のもとにあたります。

それまでコーポレートガバナンスといえば、

「カルテルしなけりゃいいってことだろ?」

「セクハラしなけりゃいいってことだろ?」

くらいにしか考えてこなかった経営陣達が、それだけじゃダメなんだ・・・というふうに考えを変えていくキッカケになったのがこの当時です。

今まさにその最中にあり、もしこれが続いていくなら、日本企業はこれまで以上に「好景気・好業績のリストラ」を行う可能性が高まっていきます。

海外の企業では当たり前に行われていて、しかも日本企業も70年代まではそれが当たり前だった。

日本企業は昔に戻ることになるわけです。

 

 

個人にできることは、現状を信用しないことと、不断の努力

何度も書きますが、こういう状況ですから、いま置かれている環境や会社などを信用しないことが重要です。

常に新しいことにアンテナを張って、自分の能力をアップデートし、整備し直していくことが重要です。

安定的な会社にずっと養ってもらおうという感覚だと絶対に落ちぶれます。

寄らば大樹の陰はやめたほうがいいです。

過去に通用したことは、今後は通用しなくなると考えた方が安全です。

偉そうで申し訳ないですが、ちょっと気になったので書きました。

以上です。