【XLNX】ザイリンクス(Xilinx)の業績と株価~2018年Q4決算
ザイリンクスの2018年Q4決算について解説していきます。
なお、ザイリンクスの事業内容ならびに過去の決算に関しては以下の記事を参照してください。
⇒【XLNX】ザイリンクス(XILINX)の決算、業績、株価
では書いていきます。
ザイリンクス(Xilinx)の2018年Q4決算
https://twitter.com/chu_sotu/status/1121616040742408192
ザイリンクス(Xilinx)の2018年Q4決算が2019年4月25日発表されました。
内容は上記の通り、かなりガッカリ感の漂うものとなっています。
売り上げは前年同期比30%増ですが、前期比では4%増に減速しています。
開発コスト上昇で営業利益は前期比3%減となっています。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1121616090419744770
地域別には北米市場で成長が鈍化しています。
販売先では通信向けが前期比23%増と高い伸びを示しましたが
データセンター向けは前期比12%減となり、前年同期比でも7%減となっています。
ザイリンクス(Xilinx)のセグメントでいうと、通信向けはマージンが薄く、データセンター向けはマージンが大きいのが特徴です。
利益率の高い事業で落ち込んだことが業績の伸び鈍化の主要因となります。
ザイリンクス(Xilinx)の2019年1Q予測
ザイリンクス(Xilinx)の今期予測は
- 売上 835~865M
- 粗利益率 66%
- 営業費用 ~315M
- 営業外利益 ~15M
- 実効税率 7~9%
となっています。
売上はやや回復を予想していますが、粗利益は減益の可能性もありとの見通しとなっています。
データセンター事業を中心に回復がまだ、という判断のようです。
ザイリンクス(Xilinx)の株価
ザイリンクス(Xilinx)の株価は決算をネガティブに捉え、大きく下落しています。
ここもと大きく上昇してきており、バリュエーションも高くなっていました。
市場はより高い成長を期待していたものと思われます。
とりあえず、まだ成長が終わったわけではありませんが、今期PER40倍近い水準を市場が許容するかどうかは、ひとえに全体相場次第といえそうです。
なお、ザイリンクス(Xilinx)のほかインテルも決算を発表していますが、こちらもあまりよろしくない決算&見通しを示しています。
半導体指数を中心にしたリスクオン相場に水がかけられた展開となっています。
以上。