北海道大学の名和豊春(なわ とよはる)学長、パワハラ理由に解任か
北海道大学の名和豊春(なわ とよはる)学長のパワハラを学長選考会議が認定
北海道新聞など各種報道によると、北海道大学は同大学学長の名和豊春氏の解任を文部科学相に申し出る方針とのことです。
名和豊春学長に関しては昨年、パワハラ行為の被害が起こされていましたが、
今回の決定はこうしたパワハラ行為があったことを学長選考会議が認定したことを受けたものとのこと。
文科相は大学側からの申し出を受けた上で再度精査し、解任の是非を決めるとのことです。
もし名和豊春学長が解任された場合、国立大学民営化以降はじめての解任となるとのことです。
パワハラを行ったとされる名和豊春(なわ とよはる)学長の経歴
Wikipediaによりますと、名和豊春(なわ とよはる)学長の経歴は以下の通りとなっています。
出身は北海道札幌市
1973年 北海道岩見沢東高等学校卒業
1977年 北海道大学工学部建築工学科卒業
1980年 北海道大学大学院工学研究科建築工学専攻修士課程修了
秩父セメント株式会社入社 中央研究所勤務
1992年 東京工業大学博士(工学)学位取得
博士論文は「分散剤を用いたモルタルの流動性に及ぼすセメントのキャラクターの影響」
1997年 北海道大学大学院工学研究科助教授
2004年 北海道大学大学院工学研究科教授
2007年 独立行政法人日本学術振興会 学術システム研究センター研究員
2010年 北海道大学教育研究評議会評議員および北海道大学大学院工学研究院副研究院長
2014年 北海道大学大学院工学研究院長・工学院長・工学部長
2017年 北海道大学総長
セメント協会論文賞、土木学会吉田賞、日本コンクリート工学協会賞などの常連のようでセメント、コンクリ分野の権威だったようです。
名和豊春(なわ とよはる)学長の研究者としての功績すら吹き飛ぶパワハラ
いやはや、パワハラとは恐ろしいものです。
名和豊春学長は上記の経歴からして、かなり優秀な研究者だったのでしょう。
しかし、パワハラという行為の前には、そういった権威も経歴も全く無意味。
パワハラをしたら即学術的にも死を意味しているに等しい。
おもえば、今までも色々な方達がいました。
手鏡で覗いたり、板の間で稼ぎを疑われた方達も、やはりメインストリームから外れてしまいました。
しかしあちらは学長クラスではないのでそこそこ拾ってもらえる場所もありました。
しかし名和豊春学長は・・・国立大学の学長という経歴からして再就職は難しいでしょう。
まさか、国立大学で学長をした人物が別の大学で一研究職、一教授職からやり直すということも考えにくく、名和豊春学長はこのまま優秀な頭脳を腐らせながら老いさらばえていくことになるのではないかと思われます。
非常にモッタイナイ・・・
これは大学だけでなく企業など全般にいえることですが、研究者は、研究者のままでいたらいいと思います。
管理職はあくまでも管理職
名誉職として管理職を用意するのは、いろいろと問題があるのではないかと、個人的に思った事件でした。
以上。