日本郵政・かんぽ生命保険で高齢者相手に違法行為続出~保険料の二重徴収などを行っていた疑い
日本郵政・かんぽ生命保険で高齢者相手に違法行為続出
日本中の郵便局で販売されている「かんぽ生命」で、非常に不適切な販売手法が横行していたことが判明しました。
問題となっているのは
・終身保険から終身保険など同種商品への乗り換え推奨
・旧契約解約後、数か月たってから新契約を結ばせる
・新旧契約の重複加入で半年以上保険料を二重払いさせる
・旧契約を解約させたあとで新契約をさせようとしたら、病気が判明して新契約させられなかった
などといったもの。
判明しているだけでも、これら違法な販売行為は10万件近くにのぼるとのことです。
なぜこんな違法な販売が罷り通っていたのでしょうか?
その背景には、職員に入る手数料マージンの算定手法がありそうだということです。
かんぽ生命の違法販売は職員の手数料稼ぎのため?
報道によると、かんぽ生命が違法に販売されてきた理由のひとつに、職員の手数料算定方法がありそうだということです。
日本郵政の職員は、かんぽ生命を販売すると手数料を受け取ることができます。
新規に販売した場合の手数料が一番高く設定されており、
既存契約の乗り換えなどでは大しておいしくない手数料だったとのこと。
このため、いったん解約させて半年経過後にあたらしい契約を結ばせたりだとか、
半年間、二重に契約させておいたりだとか、さまざまな手法を駆使して手数料を満額受け取る手段をとってきた可能性が高いということです。
かんぽ生命の二重契約などは保険業法に違反する違法行為である可能性
なお、二重に保険契約させる行為は保険契約者にとって保険料の二重徴収になりますから、損になります。
顧客にとって不利になる契約を意図的に伝えなかったり、虚偽の内容を説明することは保険業法に違反しています。
今回の件は「不適切な販売手法」と表現されがちですが、れっきとした違法行為の可能性が高い。
今後、所轄官庁からかなり厳しい判断が下ることが予想されます。
思うに、かんぽ生命といえば、旧郵政公社の時代からつづく日本を代表する生命保険です。
顧客の多くは田舎の、地縁血縁・顔なじみで販売されてきた顧客です。
顧客の3割程度は70歳以上ともいわれています。
今回の一件、人脈を壊してでもカネを稼ごうとした職員たちによる暴走と思われます。
日本郵政上層部も、7月10日、本日会見を開く予定となっています。
同社の方針に注目が集まっています。
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