ソレイマニ司令官暗殺について見解をまとめておきます
米国によるコッズ部隊ソレイマニ司令官暗殺はイランを挑発することが目的
イランのコッズ部隊を率いるソレイマニ司令官を米政府が暗殺しました。
米政府はもちろん、国内法との絡みもあって暗殺と定義していませんが、誰がどうみても暗殺行為です。
今回の件については、質問箱などでもいろいろ質問がきていましたので、完全な憶測のもと、twitterには断片的に投稿してきました。
断片的すぎてまとまりが悪いので、見やすいようにブログに纏めておこうと思います。
※とりあえず、これまでの歴史的経緯とかは各人で勝手に調べてください。
ソレイマニ司令官殺害はイランと戦争するための挑発行為
まず第一にですが、今回なぜアメリカ政府がソレイマニ司令官を暗殺したのかというと、
「イランを挑発すること」
が主要な目的であるとみています。(あくまで憶測です。)
イランを挑発して、イラン側に軍事行動を起こさせて、それを口実にして全面的にイランの軍事施設、核関連施設を攻撃したい。
それが目的だとみています。
そして、その背景にあるのが、イランの核開発とミサイル開発。
これに一番脅威を感じているのが、アメリカの同盟国であるイスラエルとサウジです。
イランが本格的に核兵器と長距離弾道ミサイルを開発する前に、イランを攻撃しておきたい、という意図があります。
イスラエルは以前、2011年に独自にイランの核施設を空爆したことがあります。(非公式)
ただその後、イランはかなり防空体制を整えたようで、攻撃がしにくい状況になっているもよう。
というわけで、アメリカに攻撃させようとロビイングを活発にやってきたと言われています。
ソレイマニ司令官暗殺で戦闘回避の可能性はほぼなくなった
今回のソレイマニ司令官暗殺の件で、外交専門家などは「本格的な戦闘はない」と見ている人が「現時点では」多いようです。
ただ、個人的には全く逆で、戦闘行為は今後本格的に起きると見ています。
ソレイマニ司令官はイランの保守派にとっては英雄です。
人気のある人物を殺されて、黙っていたら国内の支持を失います。
政権として何もしない、という手はありえません。
今後、アメリカに対して何らかの戦闘行為は行います。
それをアメリカは待っています。
アメリカはさらに大きくやり返すでしょう。
イランはまた報復する・・・そうやって連鎖させていきながら、イランを疲弊させて、核開発をストップさせていきたいというのが、イスラエルの望み。
こうした展開が、単なる戦闘で済むか、本格的な戦争になるかは別として、なんらかの軍事行動はおきます。
ソレイマニ司令官の暗殺が第三次世界大戦に発展することはない
なお、一部の悲観的な方々は、
「これが世界を分裂させる世界大戦になる」
とみているようですが、それはありえません。
アメリカを非難することはあるでしょうが、イランを支援してアメリカと戦争しても得をすることはありません。
イランへの攻撃を中国は傍観することになります。
いいえ。本格的な戦争にはなりません。 #Peing #質問箱 https://t.co/w2J2iaNNQU
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 6, 2020
もとい、本格的な大戦にはなりません。
戦争と戦闘行為はある意味では紙一重です。定義の問題というより認識の問題です。戦闘行為は間違いなく起きるでしょう。そのためにアメリカはイランを挑発しているんですから。戦闘行為・戦争に発展するまでチクチクやります。目的は、脅威の除去です。
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 6, 2020
第三次世界大戦にはならないとみます。
第一次世界大戦も第二次世界大戦も、世界の上位経済大国が割れて戦いましたが、今回はそういったことはない。
中国はアメリカの行動を非難はすれど、結局は傍観します。あくまでも中東が主戦場のローカルな戦闘行為でしょう。
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 6, 2020
国連安保理は、またしても機能不全を露呈することになります。
世界の分裂がさらに進みます。
それをアメリカは推し進めようとするでしょう。
日本としては、北朝鮮問題も絡んでいるため従うほかありません。
問題はNATO。
欧州がこういった分裂を容認するかどうか。
アメリカの推し進める方向にそのまま追従するようにはみえません。
イランへの制裁決議などには賛同するかもしれませんが、軍事攻撃に参加するかは微妙です。
米中の間で中立的なポジションをとろうとするかもしれません。
ソレイマニ司令官の暗殺はトランプ大統領の聖水プレイのせい?
なお、今回のソレイマニ司令官暗殺ですが、一部には
「弾劾裁判からの目を逸らすため」
と解説する方達もいます。
しかし自分はむしろこれは
「弾劾裁判、大統領再選に向けて各方面からの協力を仰がなくてはならなくなったトランプ大統領が、ネオコンに妥協した」
のではないかというふうにみています。
もっというと、「ウクライナ問題などよりももっとヤバいネタ」をネオコン連中に握られているのではないか、とみています。
たとえば、ゴールデンシャワ―とか。
「本格的侵攻」が何を意味するのか定義が不明。
とりあえず、米政府の一部が強烈にイラン攻撃したがっているのは確実だろう。その後ろには、イスラエルとサウジの要望があり、カネがある。 https://t.co/6YjGUqn01G
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 4, 2020
サウジもイスラエルも、イランの核保有は最悪だ。どうにかしてストップさせたい。そんなわけで、米国でロビイングしまくる。中国のロビイングに文句言ってる連中も、実はサウジやイスラエルのロビイングは存分に堪能しているというオチ。そういう連中が、イラン攻撃を求めている。
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 4, 2020
ただ米政府としては、いまイランに直接攻撃する口実がない。NATO含め同盟国がついてくる気がしない。国際的な協調体制で攻撃しないと、今度こそ孤立する。
ただし問題は、国際的な協調体制で攻撃したからといって、米国の負担は多大だということ。戦争したら本格的に覇権国家からズリおちる可能性も。
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 4, 2020
イランが今回の件に対して何らかの報復をするのはほぼ確実。米政府の一部の親イスラエル・親サウジの連中は、これを好機としてエスカレートさせようとしているようにみえる。問題は、それがまったく米国自体の利益にならないということ。
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 4, 2020
これを止められるのはトランプ大統領だけ。もともとトランプ大統領は「米国が世界の警察となること」に反対していた。
ただ問題は、トランプ大統領は脛にキズがあること。ウクライナ問題もそうだが、叩けば他にも色々出てきそう。例えばゴールデンシャワ―とか、ゴールデンシャワ―とか、ゴールデンシ…
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 4, 2020
トランプ大統領は、イデオロギー的には小さい政府を目指したい。が、それが許されない環境に陥っている。すべてはゴールデンシャワ―のせい。
もしこれで米国の覇権が崩れれば、1000年先まで聖水プレイが語り継がれる可能性すらある。すばらしい。
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 4, 2020
ソレイマニ司令官暗殺は、トランプ大統領の政治的イデオロギーと真逆
もともとトランプ大統領は、小さな政府を指向していました。
米軍が世界の警察になることには反対で、だから北朝鮮とも妥協したいし、アフガンからも撤退したいし、イラクからもシリアからも撤退したい。
それがトランプ大統領の本音だったはずです。
しかし、それを許さない勢力が米政府関係者には少なからずいます。
イスラエルなどからのロビイングをたっぷり受けた連中がいるわけです。
モサドやCIAがトランプ大統領のありとあらゆる醜聞を握っていて、トランプ大統領はそれが明るみになるのを恐れている。。。
オバマの泊まったホテルの部屋のベッドで売春婦相手に聖水プレイしてましたなんて、とてもとても国民に説明できない。
家族にはもっと説明できない。。。
「トランプ オバマ 聖水プレイ」
とかで検索してみてください。
いっぱいこの手の話題がヒットします。
哀しいかな、ソレイマニ司令官暗殺は、トランプ大統領にとっては政治的イデオロギーと全く逆の行為です。
それをしてしまったトランプ大統領は、きっと誰かに強請られているんじゃないか・・・
そんなふうに自分はみています。
ソレイマニ司令官は、トランプ大統領がゴールデンシャワ―プレイをしていなければ、殺されなかったかもしれないのです。
事実は小説より奇なり、と言いますが、あながちそんな可能性もあるわけです。
アメリカ三大悲劇としてブロードウェイミュージカルでやってほしいものですね。
以上。