トレーディングは常にフリースタイルが基本。必勝法をかたる商材屋に騙されないで。。。

トレーディングはフリースタイルが基本です。必勝法を謳う教材屋を信じちゃいけません。

 

 

 

いまさらですが、書いておきます。

世の中には、ゼロサムゲームの投資(というより投機)と、実体となる収益を基にした投資と二種類あります。

 

前者の代表がFX、ビットコイン、バイナリオプション(昔の合百ですね)、株式や先物、オプションなどの短期取引

後者の代表が株式長期投資、(生産者側による)先物の予約目的でのポジション構築

この中間地点に、指数オプションの小難しいポジション構築やら、株式のスイングトレーディングなどが入ります。

 

 

で、ここから言いたいことがあるんですが

最近、この短期ポジションでの投機の必勝法を謳う教材屋、商材屋がtwitterに限らずネット上を跋扈しています。

有料NOTEとか、セミナーとか教材とか・・・

はっきりいって、同業者から見たら一見してイ〇チキ野郎なんですが、まだ駆け出しの人とかはこういうのに騙されちゃうんですね。

 

 

「なにか必勝法があるんじゃないか?」

って思う気持ちはわかります。虎の巻とか欲しいですよね。

でも残念ですが、そんなものはありません。

あるとするなら、それは超長期投資においてかもしれませんが、単に超長期すぎて検証がまだ済んでないってだけかもしれません。

たとえば、アメリカへのインデックス投資が勝利の方程式と思われがちですが、数万年単位でみればそれが正解かどうかはわかりません。

こんなことをいうとアホか?と思われるかもしれませんが、企業が存続している時間のうちでスイングなりデイトレをする時間と、数万年の時間の流れの中で人が長期投資している時間とは、比でいけば同じようなもんだと思います。ですから、そういう極大化した世界で考えたなら、何が必勝法なのかは不明です。

 

まぁ、ちょっと話がずれましたけど・・・とりあえず、いいたいことはですね

 

必勝法を謳うクソッタレな商材屋に騙されないで!

 

ってことです。

トレーディングに型なんてないんです。

トレーディングは、つねにフリースタイルなんです。

 

自分が市場にあわせるんです。市場を自分にあわせるんじゃないんです。

すべての銘柄、すべての市場、すべての商品、すべての時代・・・そのどれもに当てはまる投資の必勝法なんてありません。

時代ごと、市場ごと、商品ごと、銘柄ごとにそれぞれ雰囲気もリズム感も違うんです。

そりゃそうです、そこに参加している人たちが異なるんですから。(もしかすると、AI全盛時代に入ればすべての市場が同じようなリズム感で動くかもしれませんが、少なくとも今はそうではありません。まだまだ有機的なぬくもりを感じる相場形成になっています。)

 

音楽の演奏と似ています。

組む相手ごとに演奏のしかた、タイミングの取り方とか、音の大きさ、微妙な音色の違いを調整するでしょう。それとおなじです。

自分勝手に演奏しても、ダメなんです。

つねに市場に自分をあわせる、そういう意識で、自分は常にちっぽけなんだという心で、参加するんです。

そうやって投資すれば必勝か?

といえば、そうではありません。

得する奴がいれば損をする奴もいる。損する奴がいれば得する奴もいる。それが相場です。

短期売買で誰もが必勝なんてありえないんです。

 

 

とりあえず、嘘っぱちの必勝法なんていくら読んでも無駄ですから、そういった書物は捨ててしまったらいいです。

 

書を捨てよ賭場へ出よう

 

ってことです。

出たあとで、本当に必要な本が何なのかは見えると思います。

 

たとえば、オンナと付き合ったことのない奴が恋愛小説や恋愛漫画片手にいろいろ妄想したとしても、実際にそれでオンナゴコロが理解できるわけじゃない。

服だって小物だって、これが女ウケするだろうって思って集めても、実際にはそうでないことが多い。

もうね、ごちゃごちゃ考えているだけ無駄なんです。

とりあえずオンナと付き合ってから、それで見えるものがある。

それから服とか小物とかそろえていった方が効率がいいでしょ。そういうことです。

 

 

それと同様で、相場を自分で張ってから、足りない知識とかを仕入れていったらいいんです。

って、なんか上手い喩えじゃなかった気がしますが(笑)

とりあえず、いいたいことは

まずはガシガシ相場を張って、何度もトライ&エラーを繰り返すことです。

そのうち見えることがあります。

 

 

重要なのは、オンナでも、演奏でも、相場でも、相手にあわせるってことですよ。

常に下手に下手に出ることです。それが、上手くやっていくコツです。たぶん。。。