昨晩のNY市場はダウが上昇した一方、ナスダックが1.19%下げて対照的な動き。S&P500、ラッセル2000も下落した。
この日はヒートマップをみればわかるとおり、見事にセクター毎に方向性が異なる展開となった。
上昇したセクターは公益、生活必需品、通信、不動産など、配当が安定していたりディフェンシブ性の高いセクターと
ほかに工業、素材、ヘルスケアなどのセクターだった。
いっぽうで情報通信セクターが1.50%安と沈み、選択的支出対象である一般消費財やハイテクセクターも下げた。
FAANGは軒並み安。
特に、議会公聴会の推移から情報通信セクターへの規制強化の流れを見極めたいとの動きがでてフェイスブックFB、ツイッターTWTRなどのSNS銘柄が安く推移。
割高感が意識されたネットフリックスNFLXが6%を超す下落。
ここもと市場をけん引してきたアマゾンAMZN、アップルAAPLが下げマイクロソフトMSFTも下落。
長らく上昇相場を保ってきたビザV、マスターカードMAも下げた。
石油関連の設備銘柄も弱かった。
パーミアン盆地での生産が頭打ちのなか、中東地域ではOPECの縛りから新規契約ペースがおちており、ハリバートンHALの業績が未達。
シュルンベルジェSLB、ベーカーヒューズBHGEなども下げた。
この日の売買高は70.3億株。めずらしく70億株台。