2018年11月12日 米国株式市況概況

 

 

 

S&P500

 

10年債利回り ベテランズデーの振り替えでデータは前営業日のもの

 

WTI原油

前営業日は2018年11月9日 米国株式市況概況

 


昨晩のNY市場は大幅反落

ダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って2%程度の下落率となった。

チャート的にもちょうど二番底を探りに行きたいタイミングであったが、ちょうどいいところにアップルとゴールドマンの悪材料が出てきた一日だった。

 

 

 

この日を主導したのはアップルAAPLとゴールドマンGS

アップルに顔認証用レーザー部品を納入するルメンタム・ホールディングスLITEが「大口顧客のひとつが納入を取りやめている」と発表したことでアップル株が連想で売られるかたちに。

おなじくアップルサプライヤーのコルボQRVO、スカイワークス・ソリューションズSWKS、シーラス・ロジックSRUSなどが大きく売られ、SOX指数は4.4%安

 

もうひとつ、今日の相場の足を引っ張ったのはゴールドマンサックスGS

マレーシアの巨額汚職事件1MDBに絡み、ゴールドマンサックスの旧CEOたちが関与した疑いが浮上。

マレーシア政府は手数料の返還請求をすると伝わり、また米当局からの制裁の可能性もあることから大きく売られた。

 

 

なお、この日上昇したのは高配当の通信、不動産、公益。

生活必需品もしっかりしており、資金シフトの動きがおきている。

 

大きく下げたように感じるが、半導体は直近安値を下回っていない銘柄がほとんど。

スカイワークス、クアルコム、アップルは下抜けているが、そのほかはまだまだだ。

今週は、それら銘柄が二番底をつけて下げ止まるのか、それとも下抜けるのかに注目が集まる展開になるはず。

アップルが道づれにする相場、と言えると思う。