日経は嫌いだけど、豊嶋広さんのニュース解説は信用できると思う件

豊嶋広さんのニュース解説は素晴らしい・・・という件

 

 

質問箱に以下のような質問が入っていました。

 

「情勢やファンダメンタルズを分析する力をつけるにはブルームバーグやロイターのコラムは役に立ちますか?オススメの方法はありますか?」

というものです。

ご質問ありがとうございます。

 

twitterでも回答しましたが、書き足りないのでこちらに追記します。

 

えっと、まずブルームバーグやロイターですが、どちらも良い記事、悪い記事、どうでもいい記事がゴチャゴチャあります。

特にブルームバーグは先日のスパイチップニュースでもそうですが、最近やや飛ばし気味ですし、記事の方向性も偏りを感じることが多くなっています。編集部の方針なんでしょうか。これに頼り切るのはちょっと危険に感じます。

中国製スパイチップ報道は真実か、それともフェイクニュースか?

 

ロイターはその点、大きな偏りがなくていいのですが、ときおりピントのズレた解説なども混ざっており、ブルームバーグともども玉石混交だなぁと、個人的には思います。

(自分のブログなんて石ころだらけなので、他人のことを悪く言うなって言われそうですが・・・w)

 

で、とりあえず、これら玉石混交のロイター、ブルームバーグ、それからフィナンシャルタイムズやWSJ、または新華社やらなにやら、世界中のニュースソースをたくさん読みこんで、咀嚼したうえで重要なものを掻い摘んで発信してくれるメディアやエディターがほしいところです。

が、これがなかなか難しい。

良い、と言えるメディアは極めて少ないのが実情です。

ほとんどのメディアは、非常に近視眼的で、自分のイデオロギーに近いことや、ポジショントークの役にたつことしか伝えようとせず、フェアな視点が欠けているものだらけです。

(自分もこの点は自覚しており、とくにイデオロギー色は直そうとしたいのですが、なかなか難しいものがあります。筆が滑ります。)

 

 

そうしたなかで、個人的に信頼できるエディターを一人挙げたいと思います。

豊嶋広 日経新聞編集局キャスターです。

月曜から金曜日の朝にBSテレビ東京で「日経モーニングプラス」に出演している方です。

この方の言動はもうずいぶんと昔からみてきましたが、マーケットとズレた見方をしたのをみたことがありません。

マーケットに対する見方は常にフェアですし、非常に幅広く眺めて、ピンポイントでその日のトピックを選択するセンスはズバ抜けています。

また、一般的に文字媒体の編集で慣れている方はトークが下手な傾向にあると思いますが、豊嶋広キャスターは非常に音声言語で纏めるのがうまいです。

豊嶋広キャスターは、大事な要点をまとめていながら、ちゃんと規定時間内のトークでまとめきります。無駄なトークがない。トークの効率性が素晴らしく高いのです。

また、豊嶋広キャスターの声は非常に聞き取りやすい発音、発声であり、早送りで流しても破綻しません。

朝の忙しい時間に片手間で聞いていてもスラスラと頭に入ってきます。すばらしい・・・

 

 

正直、なぜ豊嶋広キャスターのような日本最高レベルのエディターがこんな視聴率の低そうな時間帯で仕事されているのかよくわかりません。

もっとたくさんの人たちの目にふれるところに回したらいいのに、と思います。

 

 

もしみなさんのお宅にHDDレコーダーなどがあるようでしたら、ぜひ朝のモーニングプラスを予約録画されてみてください。

どうでもいいコーナーもありますが(発掘お宝株/億り人になりたいなど)、豊嶋広キャスターによる日々のニュース解説は一聴の価値があります。

 

なお、豊嶋広キャスターはtwitterもされています。

あわせてみていくと、いろいろと勉強になると思います。

ぜひ。