顧客の社内状況を喋る安川電機の小笠原浩社長
安川電機の小笠原浩社長によると、CFO逮捕でファーウェイの設備投資が一時的に凍結されているそうです
12日に取材に応じた安川電機の小笠原浩社長は
「ファーウェイの設備投資がいったん凍結されている」
「中がひっくり返したようになっていて、いろいろな設備案件をいったん全て止めて、中を整備している状態」と聞いている
と説明したそうです。
安川電機の小笠原浩社長は顧客先の設備投資状況をペラペラ喋っていいのか?
いやはや、驚きました。
顧客の設備投資状況をペラペラ喋る会社トップとか驚きです。
Appleのサプライヤーをみてもわかりますが、一般的に受注が急減したときでも
「顧客の一部が~・・・」
「大口の受注が~・・・」
などと婉曲に言いまわす形で受注減少の要因を説明することはあります。
しかし、明確にAppleのせいなどと言ったら、それはかなりヤバいです。下手をしたら訴えられかねない。
しかも安川電機の小笠原浩社長は、顧客の社内状況まで語っているようです。
「中がひっくり返ったようになっている」
などと表現していますが、常識的にみて、ここまで顧客の状況を語ることに妥当性はあるのでしょうか。
どういった意図があるにせよ、ここらへんへの言及は極めて慎重に行うべきではなかったのか、という気がします。
もし安川電機の小笠原浩社長のインタビュー記事の内容が本当だとするなら大問題
かなり異質なインタビューだと思います。
顧客であるファーウェイとしては、できればこんな会社とは取引したくない、と感じるでしょう。
自分だったら取引したくありません。
他人の噂をインタビューでちゃらちゃら軽々に語るような会社とは取引したくない、と思うのが普通です。
とりあえず、こういう慎重さのないトップをいただいている安川電機、ちょっと己惚れている部分がありそうです。
慢心は油断を生みます。
気を付けた方が良いと思います。
以上。