【SIPRI統計】国家予算に占める各国軍事予算(国防予算)比率 西ヨーロッパ編【グラフ】
SIPRI(Stockholm International Peace Research Institute/ストックホルム国際平和研究所のデータをもとに、国家予算に占める各国軍事予算(国防予算)の比率をグラフ化してみた。
今回は西ヨーロッパ編です。
東西冷戦構造崩壊後、西ヨーロッパ各国は国家予算に占める国防予算比率を大きく削ってきました。
これによる平和の配当こそが、欧州の経済成長の源泉のひとつになっていた可能性は大きいと思われます。
ご覧になれば一目瞭然。
ほぼすべての国が国防予算比率を右肩下がりにしています。
それで浮いた予算を西ヨーロッパ諸国は社会保障や教育、研究、産業育成に利用してきました。
東西冷戦構造崩壊前には西ヨーロッパ諸国は対ソ防衛予算を非常に大きく積んできましたが、これが89年を境に低減していくのです。
それは、日本にとっての経済競争のライバルが、突如として本腰を入れて経済の土俵にあがってきたことと同じです。
これが日本の長期的、相対的な競争力低下に繋がっている可能性もあるのではないか、と個人的には思っています。
もしよろしければ以下のサイトもごらんください。
【SIPRI統計】国家予算に占める各国軍事予算(国防予算)比率 極東アジア編【グラフ】
以上です。