日経平均株価、約6年ぶりにPBR1倍割れへ
日経平均株価の予想BPSは19200円あたり!
現在、日経平均株価の予想BPS水準は19100~19400近辺となっています。
日経平均BPSは各種決算によって変動しますので確定はできませんが、だいたいこのあたりの数字になっています。
日経平均先物は19343円!PBR1倍割れまでもう少し!
で、現在2018年12月25日の夜間です。アメリカ時間は24日。
現在の日経平均先物は19343円です。
つまり、もう少しでPBR1倍割れ、ということになります。
日経平均PBR1倍割れは2012年11月以来、約6年ぶり
前回、日経平均PBR1倍割れとなったのは2012年11月です。たしか。
2011年8月から1倍を挟んでもみ合い、2012年11月に明確にPBR1倍超へ回復しました。
2008年11月~2009年4月にも日経平均PBR1倍割れ
それ以前ですと、2008年11月~2009年4月にも、日経平均PBR1倍割れだったことがあります。
さて、ここで日経平均PBR1倍割れだったころをチャートでみてみましょう
こんな感じになります。
どうでしょ?
黄色の網掛けしたところがPBR1倍割れ水準ですが、長期で見ればそこがボトムであったことは明白だと思います。
ちなみに2006年4月にはPBR2.66倍くらいでしたから、PBR1倍割れがどの程度すさまじいことかお判りいただけるとおもいます。
(なお、これ以前のPBRデータを持ち合わせていないので、もし参考になるデータなどありましたら教えていただきたいです。)
今回は日経平均PBR1倍割れでも安心できない?
しかし、今回の下げ方は何かおかしい、アメリカが崩壊に向かっているんじゃないのか。
大変なことになっているんじゃないか。
そういう風に感じる人もいると思います。
もちろん、その可能性はあります。
量的緩和の限界論を訴える人々からはそうした声があがっています。
個人的にはその可能性がもしあるとするなら、為替により大きく影響してくると思います。
つまり、ドルの信認が突如崩壊する事態です。
もしそれがおきれば、超絶なドル安(年間で3割超の減価)による輸出企業の採算悪化で日本企業が赤字ドバドバ流してBPSが切り下がる・・・みたいなこともありえます。
その可能性を含めて考えて、上記をどう捉えるか、ということになると思います。
個人的には、TOPIXはアメリカに引きずられる形であと1割ちょっとは下がる余地があるとみています。
ですが、長期で見ればここから下は買い場になりそう、とみています。
以前も書きましたが、在庫循環的には来年のどこかでボトムが来るはずとみています。
とりあえず、その陰の極みに向かってGO!という感じでしょう。
なにも今すぐ買う必要はありませんが、相場と一緒に自分のセンチメントまで落としてしまってはダメです。
常に、皆と同じ感覚を理解しながら、違った視点を持ち続けたほうが良いです。
以上。
なお、前回の見通しはこちら⇒
【為替】レパトリ減税(レパトリエーション減税)後の円高ドル安には注意が必要か
【見通し】2018年12月のFOMCで注目すべきは、政策金利の見通しよりも、市場がどう反応するかだけ
どや?wあたっとるやろ?www(* ̄▽ ̄)フフフッ♪