【統計】米国の防衛予算対GDP比【グラフ】
米国の防衛予算対GDP比
米国の防衛費は対GDP比でみて大きく低下傾向にある
かつて冷戦時代にはほぼ5%以上であったが(ジミー・カーター大統領時代を除く)
89年の東西冷戦構造の崩壊で防衛費の低下が加速
父ブッシュとクリントン政権時代には過去最低の2%台の水準まで低下。
軍需産業では食っていけなくなったハイテク産業が民間向けに技術を転用していったことで、1990年代後半からのIT産業の勃興に繋がっていった(私見)。
米国の防衛費対GDP比は2001年以降のブッシュjr.時代に一度上昇傾向を示した
しかし、長期的に見ればブッシュジュニア時代もさほど大きな数字ではない。
また、トランプ政権でもこの防衛費の低下傾向は維持されている。
トランプ大統領は同盟各国に防衛費負担の分担を要求しており、今後もトランプ政権では対GDP比防衛費は低下傾向を保つことが予想されている。
この水準は戦争をするための水準とは到底いえず、アメリカが戦争を今すぐ始めるのではないか?という見方は、個人的には間違っていると思う。