『南青山の児相反対派住民は決して特異な存在ではない』という窪田順生氏のコラムを読んで

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『南青山の児相反対派住民は決して特異な存在ではない』という窪田順生氏のコラムを読んで

 

ネットメディアのITMediaにて、窪田順生氏が南青山児童相談所問題に関して興味深いコラムを書いています。

南青山の児相反対派」をボコボコに叩く、そんな風潮がよくない理由 (1/6)

とりあえず読んでいただきたいところですが、軽く要点をまとめると

  1. 児相の設置に反対する南青山の住民が叩かれているが、日本全国で児相の設置に反対する動きはある。
  2. 大阪市がタワマン低層階に児相を設置しようとしたら住民の6割が反対した。
  3. 横浜市は2016年、児相に一時保護所を作ろうとしたら近隣住民が反対した。反対署名は2600人にも達した。
  4. かつては児相の子供が職員に暴力をふるうなどの問題行動が多く、そのイメージが続いている可能性
  5. 問題の根底に、他人の子供に対する無関心があるのではないか。子供は親の持ち物なので自分には関係ないと思っているのでは。

といったものです。

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結論の5はともかく、1~4に関しては異論はないでしょう。

 

 

南青山の児童相談所(児相)反対派を罵る人たち

「多くの人々は自分の自宅の横に児童相談所ができることを嫌がる」というのが、現実なのだと思います。

もちろん中には嫌がらない人もいるかもしれませんが、実際には上記のように嫌がる人が多いわけです。

こうした少なからずいる「児童相談所の設置を嫌がる人たち」をろくでなし、ひとでなしと罵ることは、果たして論理的なんでしょうか?

 

 

南青山の児童相談所(児相)反対派を懐柔する手段はあったはず

おもうに、自宅の近所に児童相談所を設置することを嫌がっている人に対して「嫌だというのはろくでなしだ」というのは、感覚の押し付けです。

「嫌がる気持ちはわからんでもないけれど、とりあえず必要な施設だから作らせてもらう」

「どこかに作らないといかんから、我慢してほしい。そのぶんメリットのある施設もつくるから。」

というのならまだわかります。

これは例えば、原発を作るかわりに新幹線通すよ、みたいなのと同じです。

今回の南青山児童相談所問題も、そういう解決方法はあったはずです。

 

 

南青山の児童相談所(児相)反対派住民を寄って集ってバッシングし始めるメディアとネチズンたち・・・

ところが、なんだかわからんうちに

「児相設置を嫌がっているのは人非人だ」

「南青山に住むような奴らは人間性がないんじゃないか」

みたいな煽りが始まって、ネットとメディアが挙って反対派住民をバッシングしはじめました。

 

 

南青山の児童相談所(児相)反対派住民は差別主義者だが、それを批判する連中もファシストだ

南青山の児相反対派住民を叩く人々は、義侠心溢れる思いで煽っているのでしょうが、やっていることは単なる自分の価値観の押し付けでしかなく、ファッショに成り下がっています。

(これは例えば、保育園幼稚園の子供の声がウルサイという住民の声に対して、我慢できないのはロクデナシだ!と罵るのと構造が似ています。)

 

 

南青山児相設置反対派住民の差別意識を批判する危険性

児童相談所の設置を嫌がる住民は確かに差別的ではありますが、しかし、その差別意識は誰の心のなかにもあるものです。

差別意識をなくせ、というのは人間性、自然性に反する価値観を受け入れろと言っているに等しいわけで、そうした新人類みたいな価値観を押し付けることは、かなりの部分においてファッショです。全体主義的思想です。

南青山住民を批判した人たち自身にそういった極端な思想に染まった自覚がないあたりが非常に危険に感じます。

 

 

南青山の児相反対派住民を選民思想だと罵るなら、日本は世界中から難民を大量に受け入れたらいい。それも一等地の千代田区1-1に

思うに、南青山の児相反対派住民を叩いている人たちは、南青山の住民に対するヤッカミがあるように思います。

「どうせ金持ちは選民思想や差別意識を持っているんだろう」

とか、そういうルサンチマン丸出しな見方をしている方が多くいらっしゃる。

 

 

でも思うに、そうした批判をする側にも、たぶんに選民思想は存在します。

それは日本は難民の受け入れが極めて少ないことからも明らかです。

これはひとえに、日本は日本人のもの、特別なのだという感覚があるからでしょう。

地球市民としての意識がないのは選民思想そのものです。

他人の選民思想を批判するなら、ロヒンギャ難民でもウガンダ難民でもメキシコ国境を目指したキャラバン隊でも何でもいいから受け入れたらいい。

大量に受け入れて、日本を移民だらけ難民だらけにする覚悟があるなら、南青山の児相反対派住民を批判したらいいと思います。

 

 

南青山児童相談所設置反対問題でわかったこと

結局、人間は自分の半径5mの人たち以外は仲間と感じない生き物だということが、今回の一件で露呈しました。

自分は、排他的に行動した南青山の住民たちも、ネット住民たちも、極めて人間らしいと思います。

問題はそれを煽ったメディアの連中。

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人間の特性を煽って、火に油を注いで楽しんでいます。

品性下劣だと思います。

以上。