【3053】ペッパーフードサービスの業績と株価~ペッパーランチといきなりステーキをFC展開

【3053】ペッパーフードサービスの業績と株価~ペッパーランチといきなりステーキをFC展開

 

今回はペッパーランチといきなりステーキをFC展開するペッパーフードサービスの業績と株価についてみていきます。

まずはペッパーフードサービスの会社説明から始めます。


ペッパーフードサービスとは?

ペッパーフードサービスはペッパーランチおよびいきなりステーキをFC展開している飲食事業者です。

展開するブランドは以下になります。

  • ペッパーランチ
  • 東京634バーグ
  • ステファングリル
  • 牛たん仙台なとり
  • アメリカンキッチン
  • いきなり!ステーキ
  • ペッパーランチダイナー
  • 太陽の家族くに ステーキ&ハンバーグ 満腹サラダバー
  • こだわりとんかつ・かつき亭
  • 92’S
  • 俺のホルモンくに衛門
  • こだわりとんかつ・かつ邦
  • 炭焼ステーキ・くに
  • 炭焼ビーフハンバーグ&ステーキくに

ペッパーフードサービスのペッパーランチ

ペッパーランチは、ご飯と薄切りにした牛肉を鉄板の上で焼いたペッパーライスのほか、ステーキなどを提供する業態です。

後述するレイプ事件以降は国外店舗の展開を積極化しており、前455店舗(2018年6月末)のうち海外フランチャイズが310店舗を占める状況になっています。

 

ペッパーランチ店長による客への拉致監禁レイプ事件~ペッパーフードサービス株価大暴落

2007年5月、ペッパーランチ心斎橋店の店長と同僚の二人が、深夜1時に店内で飲食していた女性客をスタンガンなどで脅して拉致監禁レイプを行ったとして逮捕される事件が発生しました。

なお、事件発覚前に心斎橋店の設備は撤去されていたりするなど、ペッパーフードサービスは事前に犯罪を知っていた可能性が示唆されたりもしました。

この件でペッパーフードサービス株は大暴落

国内でペッパーランチを展開することに支障が出たため、そのあとは海外店舗開拓を中心に行ってきました。

 

 

ペッパーフードサービスの新業態、いきなり!ステーキの大ヒット

ペッパーフードサービスの立ち食い形式ステーキ店、いきなり!ステーキが大ヒット

これによってペッパーフードサービスは業績が急回復しました。

 

ぶっちゃけ、メディアの力を思い知らされました。

特段安いとも思えませんし、おいしいとも思えない。

それでも流行ったのは、立ち食いブームを利用したメディア戦略のおかげではないか・・・と見ています。

 

ペッパーフードサービスの株主優待

100株~300株未満 半期ごとに株主様優待券1000円分
300株~1,500株未満 半期ごとに株主様優待券1セットまたは商品1セット
1,500株~3,000株未満 半期ごとに株主様優待券2セットまたは商品2セット
3,000株以上 半期ごとに株主様優待券3セットまたは商品3セット
株主優待の内容
ペッパーフードサービス店舗一覧の各店舗(競馬場内店舗を除く)で利用可能な株主様優待券(500円×6枚を1セット)またはペッパーフードサービス商品(1セット)を株式保有数に応じ進呈
進呈時期
毎年6月末日発行分は10月中旬~下旬頃、12月末日発行分は5月上旬~5月中旬頃に送付予定

 


 

ペッパーフードサービスの業績

ペッパーフードサービスの業績について決算資料などをもとにみていきます。

(ここから下は2018年12月28日に書きました)

ペッパーフードサービスの2018年Q3決算の業績

ペッパーフードサービスの2018年Q3決算の業績は非常に高い伸びを示しています。

なお、四半期決算の開示が昨年から始めているため、前前年比はわかりません。

 

ペッパーフードサービスの2018年Q3セグメント業績

いきなり!ステーキ事業が凄まじい勢いで伸びていることがわかります。

 

ペッパーフードサービスの月次成績~いきなり!ステーキ業態が既存店前年比割れ

(ペッパーフードサービス社決算説明会資料)

いきなり!ステーキは出店が多すぎて、店舗同士のカニバリズムが起きているようにみえます。

人気が落ちたあとには、非常に大変な状況になりそうにみえます。

 

ペッパーフードサービスの株価

ペッパーフードサービスの株価はもはやピークを過ぎて右肩下がりです。

とりあえず、既存店売上高の低迷を嫌気されている状況なのは間違いありません。

なお、個人的な見積もりですと、現在でもPERは30強い~40弱程度です。

ペッパーフードサービスの株価は、まだまだかなり高いと感じます。

 

以上、短評でした。

なお、上記はあくまでも個人的な見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。投資にあたっては自己責任で行っていただきますようお願いいたします。