【統計】中国2018年12月鉱工業生産指数~鉄道などインフラ投資が動き出した可能性
中国の2018年12月鉱工業生産指数の伸び率は前年比5.7%増
前月は5.4%増でしたので、やや回復となります。
【統計】中国2018年12月鉱工業生産指数 書きかけhttps://t.co/Q0jTD0Nfez
中国鉱工業生産指数5.7%増 pic.twitter.com/hhWgQjHgJN
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 21, 2019
前月はこちら⇒【統計】中国2018年11月鉱工業生産指数
個別要素についてみていきましょう。
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個別要素について解説
自動車が依然としてネガティブに作用する一方、鉄道などインフラ投資が動き出した可能性には注目。 pic.twitter.com/bN8U9CCzJE— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 21, 2019
自動車が依然として非常に悪化しています。
とくにSUVなど大型車が不振です。
前年までの補助金の反動で小型車が売れず、さらにSUVも落ち込んでいるため全体的に自動車市場は低迷しています。
なお、NEV(新エネルギー車)も生産の伸びが落ちてきていますが、二桁増はキープしています。
ハイテクなど製造業も落ちており、スマホをはじめとした電気機械も10%弱減少しています。
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鋼材、非鉄などは依然として高水準
セメントも回復 pic.twitter.com/OE8gIRWYuY— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 21, 2019
一方で、鉄鋼や非鉄金、鉄道など輸送用機器が回復してきています。
このあたりは中央・地方政府によるインフラ投資への積極化が反映されている可能性があります。
なお、エネルギーに関しては天然ガス、原子力発電、風力発電が大きく伸びています。
中国の統計は製造業は弱いですが、非製造業はそこそこ底堅く推移しています。
このあたりの産業の転換が大きく影響してきている可能性があり、マーケットに蔓延している中国経済への過度の不安はいったん揺り戻しを受ける可能性があります。
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自動車が凄まじく悪い。
電力は非製造業の好調さを反映か。
落ち込んでいるようにみえない。 pic.twitter.com/72ehoCDtEY— 中卒くん@株 (@chu_sotu) January 21, 2019
とりあえず、消費者向けの産業が弱く、インフラなど政府系の産業が強い印象。
あとは消費者向けの政策が夏場にかけて効いてくれば、中国経済の下振れは避けられる可能性が高いかなと思います。
電力はとくに産業全体の動向を示しますので、注目するならここでしょう。
以上、短評おわります。