【5423】東京製鉄の業績と株価~電炉大手

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【5423】東京製鉄の業績と株価~電炉大手

今回は、電炉大手の東京製鉄の業績と株価についてみていきます。

まずは東京製鉄の会社説明からはじめます。


東京製鉄の会社説明

東京製鉄は国内最大の電炉メーカーです。

東京都は名前がついていますが、東京には工場がありません(笑)

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九州工場、岡山工場、田原工場、宇都宮工場が現在稼働しています。

 

 

東京製鉄の事業、電炉とは?

電炉による製鉄法は、電気によって鉄スクラップを熱して溶かし、鉄鋼を作る製鉄法です。

高炉法と異なり二酸化炭素の排出が少ないため、環境負荷が低い製鉄法といわれています。

現在は電炉で使う電力を石炭や天然ガスを燃やして作っているため環境負荷は発生していますが、将来的には風力や太陽光など再生可能エネルギーの使用が増えることが予想され、そうなれば非常にクリーンに製鉄できることが期待されています。

 

東京製鉄の電炉技術

電炉は、素材となるスクラップの質が安定しないため、一般的には品質の低い鉄とされ、高炉で作ったものよりも低い品質で許される分野の鉄鋼製品を作ることが多い傾向があります。

しかし、東京製鉄はこのあたりの技術力が非常に強く、自動車向け鋼材なども作れる電炉メーカーとして、業界の技術リーダー的な位置づけにあります。

 


東京製鉄の業績

 

ここからは決算資料などをもとに東京製鉄の業績をみていきます。

(ここから下は2019年1月23日に書きました)

 

東京製鉄の2018年Q3決算の業績

 

東京製鉄の2018年Q3決算は売上27.3%増、営業利益6.1%増

なお、Q2は売上23.2%増、営業利益8.5%減でしたので、Q3で盛り返した形になっています。

中国経済が落ち込んでいると言われ、さまざまな不景気な話が流れたQ3でしたが、ずいぶんと持ちこたえているな、というポジティブな印象です。

 

東京製鉄の2018年Q3業績~生産量

鋼片と鋼材はそれぞれほぼ同量、前年より1割程度伸びています。

 

 

東京製鉄の2018年Q3業績~販売高

総じて価格是正が進んでいることがわかります。

鉄スクラップ価格が上昇し、黒鉛電極が高騰していますが、それを価格に転嫁していっているのがわかります。

生産量も伸びています。

 

 

東京製鉄の2018年Q3業績~設備投資

設備投資は抑えている感じです。

前期に拡大しましたので、今期、来期は減価償却の範囲内で推移するのではないかと思われます。

 

 

東京製鉄の株価

東京製鉄の株価は長らくボックス圏に入っています。

だいたいPER10倍、PBR1倍程度でしょうか。

現在、中国の鋼材生産量が回復していますが、やや作りすぎな感じも出ています。

市況悪化が懸念される状況であり、これを先んじて織り込む形で頭が重たい動きになっています。

建設需要などからみても大きく上昇するようなタイミングにはなっていません。

東京製鉄は財務の健全性がよろしいので、自社株買いや配当増加などを期待する動きはあるでしょう。

 

なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。

投資にあたっては自己責任でお願いいたします。

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以上。