オフショア人民元が直近高値を更新してきてます。
米中貿易不均衡を受け、米国は中国に制裁措置を次々と発動しています。
これを受け、マーケット参加者の一部は「人民元が売られるのではないか」と解説していましたが、どっこい、中国人民元は売られるどころか直近高値更新です。
以前から申し上げてきたように、米中貿易不均衡の根本的な解決に関しては、人民元相場の切り上げ以外ほかに方法はありません。(特殊関税なんて、いくらやっても付け焼刃です)
購買力平価からみた人民元の割安感 (ブログ内リンク)
こちらの記事でも書いたとおり、人民元は購買力平価からみてかなり割安な水準にあります。
もちろん、購買力平価だけで為替を語れるものではありませんが、長期的に見れば購買力平価で算出した水準にだいたい収斂していくことは、歴史的に知られています。
とりあえず、中卒くんはオフショア人民元に強気です。
今年の相場のテーマは
人民元高
ではないか?とすら思うくらいにです。
とくに、
- MSCI新興市場指数へのA株採用
- アリババ、テンセントなど海外上場ニューエコノミー株のA株へのセカンダリー上場
- 地方債市場の整備
- 中国人民銀行による米国債購入の減速 ※1
などに伴う人民元高圧力はかなり高まってきています。
人民元高による輸入物価上昇 → インフレ率上昇 → 日銀ETF購入停止(にちかづく)
には要注意なのではないかと思っています。中卒くんは中卒なので経済モデルごとに計算することはできませんが、どこかのアナリストがレポート書いてくれないかなぁと待っています。
(っていうか、誰もこれを気にしていないのが不思議です。マグマは溜まっているように見えます。)
※1 実際、昨年夏以降、徐々にではありますが既に中国からの米国債保有は減少していっています。人民銀行からとは限りませんが、要注意です。(下記参照)
とりあえず、オフショア人民元は直近高値を抜いてきましたが、リズム的に今回はそれほど大きな上昇にはならないかもしれません。
こんな感じでみています。
6.15くらいかな?
まぁ、そんな感じのところをみてます。
個人的なポジショントークになりますが、中国株、および香港H株には、かなり魅力的なバリュエーションのものが転がっているように感じます。
人民元高かつ通商摩擦が起きているのですから、製造業は避けたいところです。ハイテクセクターもやや割高感が漂っています。
それらよりも、人民元を安定して稼げる内需株、なかんずく公益セクターに注目しています。公益セクターはここもと物色の対象外に置かれてきましたから、配当利回りが6%近い銘柄もあります。EV/EBITDA、PER、配当利回り、企業統治などからみて、素晴らしく魅力的な銘柄があります。
おいらはそれらをしこしこと仕込んできましたし、これからも仕込みます。あとは十分にキャッシュ(人民元)を持って、製造業が苦しむのを待とうと思っています。
あとがき
子供は可愛いですね(笑)
しかし、子育てはたいへんですね!
昨日も真夜中までいろいろバタバタしていて、帰ってきたのは夜中の0時すぎでした。
体力的にも時間的にもかなり限界キますねー
根気も続きませんし、今まで積み上げてきたトレーディング手法は使えません。
あたらしい稼ぎ方を模索中です。
とりあえず、中長期目線で回していく癖をつけようと思っています。たぶんいろいろヘタを打つこともあるとは思いますが、そういう時はおいらのことを大いにバカにしてください。奮起しますので(笑)
以上、\(^o^)/ゆみちゃんずの残党こと中卒くんでした!
ばいばい!