備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
ごめんなさい、ヒートマップはありません。(更新わすれてましたw)
イタリア政局で売られた前日の反動で高く始まったNY市場ですが、その後も堅調な展開で全面高。
原油価格の戻りもあり石油株が大幅上昇になりました。エクソンモービルXOM、シェブロンテキサコCVXなど大きく上昇。
10年債利回りはふたたび2.85近辺に戻してきていることで金融セクターも大幅高。
金利上昇を嫌気するはずのREITなども上昇。公益も買われる展開。
2時00分
三菱商事とBHPビリトン、豪グレゴリー・クライナム炭鉱を80億円で双日に売却
三菱商事とBHPビリトンは、両社がオーストラリア、クイーンズランド州に保有するグレゴリー・クライナム炭鉱を双日に売却すると発表しました。
個人的見解:グレゴリー・クライナム(Gregory Crinum)はグレゴリー露天掘り炭鉱と、クライナム坑内掘り炭鉱に分かれます。どちらも製鉄用などに使われる原料炭ですが、近年は産出量も落ちてきており、2016年からは休眠中となっていました。双日はこれまで一般炭を中心に権益を保有していましたが、原料炭分野は手薄。今回の買収にはリカバリー費用もついてくるようなので、双日にとっては悪くない買い物だと判断したのだと思います。
Vedanta prepares legal challenge to India copper plant closure after …
英鉱業資源大手ベダンタ。インド・タルミナド州の同社子会社精錬所に対し下された永久閉鎖命令に抗議。法的手段もとるとのことです。
個人的見解:環境汚染への抗議に集まった住民に対し警察が発砲して13人が死亡したこの事件。たしかに痛ましい事件なのですが、発砲したのは公務員である警察です。人が死んだから閉鎖しろと命令するのは、なにか理屈が通らないように思います・・・。
東芝に自己株買い1.1兆円要求、増資は今や「過剰資本」-香港ファンド
個人的見解:当然です。東芝のマネジメントがダメダメなのは見えているのですから、新規事業にカネを使うよりも、株主に返した方が株主価値は上がるはずです。こういう流れに経団連や経産省が横やりを入れるようなら、日本市場のイメージはまた落ちることになるでしょう。
2時42分
German Import prices in April 2018: +0.6% on April 2017
4月ドイツ輸入価格指数 前年比0.6%上昇 前月比0.6%上昇
German retail sales rebound with bigger-than-expected jump in April
4月ドイツ小売売上高指数 前年比2.3%上昇 前月比1.2%上昇
豪住宅着工許可件数、4月は前月比5%減 予想以上の落ち込み
個人的見解:オーストラリアは外国人の住宅取得で価格が急上昇しました。あまりに上がりすぎて、若年層が購入できる水準から離れてしまっています。そこで外国人の取得に制限を加えたり、居住者向けローンを非居住者向けに使っていた金融機関への制裁などを科したのですが、今度は住宅が売れなくなってきてしまいました。今後は舵取りが難しくなると思います。
米政権、一転して対中強硬姿勢 関税案近く発表
トランプ氏、中国への25%関税と投資制限を改めて表明
米、中国のハイテク商品に25%の関税発動へー制裁タイムラインを発表
米制裁関税に反発 対象リスト公開方針受け
いったんお互いに矛を収めたはずの米中通商摩擦ですが、またアメリカは制裁措置をチラつかせ始めました。
今度は関税による制裁だけでなく、投資制限なども混ぜて中国を攻撃するそうです。これに対し中国は
「中国はいかなる代償も惜しむことなく、国と人民の利益を断固守る」(中国国営新華社通信)
と言っています。おこですw
アメリカは、ずっと世界一でいたいのです。中国が世界一になるのは嫌なのです。ですから、この通商摩擦は絶対に緩和しないと俺はみています。
10じ32分
4月の仏消費支出は前月比1.5%減少、予想より大きな落ち込み
ノーコメント
独失業率、5月は5.2%に低下 統一後の最低水準
BRIEF-5月の独失業者数(季節調整後)は前月比-1.1万人=雇用庁
ノーコメント
BRIEF-5月のユーロ圏景況感指数は112.5=欧州委
ノーコメント
UPDATE 1-中国、消費財関税を7月から引き下げ 市場を一段開放へ
個人的見解:多くの商品で関税は引き下げられましたが、その多くは中国が比較優位にあるものだと思います。関税を下げても大した影響はないだろう、との判断でしょう。
ただ、化粧品などの関税引き下げは、資生堂、コーセーなど日本企業にも恩恵が及ぶかもしれません。
11時02分
German inflation overshoots ECB target in May
5月ドイツHICP速報値 前年比+2.2% 前月比+0.6%
5月ドイツCPI速報値 前年比2.2% 前月比+0.5%
Spain’s inflation highest in over a year in May; oil prices a factor
5月スペインEU基準消費者物価指数CPI 前年同月比2.1%上昇 4月は1.1%上昇
個人的見解:EU域内は全体的に、低成長と高インフレに入りつつあります。まだスタグフレーションまでは行きませんが、可能性は考えておいた方がいいです。
米GDP改定値、第1四半期は2.2%増にやや下方改定
企業活動が全体的に上方修正、個人消費と住宅、在庫が下方修正です。
概ね予想通りでしょう。
China’s State Grid to invest $38 billion in Brazil power sector
中国国家電網がブラジルの発送電分野に今後5年で380億ドル(4兆円超)を投資する方針。このうち送電分野に244億ドル以上を投資するとのこと。発電分野は太陽光や風力を中心にする可能性が高い模様。
個人的見解:たぶん、中国製のソーラーパネルや風力発電システムを中心に電力網システムを構築するのでしょう。中国高速伝動(China high transmission )、新彊金風科技(Goldwind)など風力設備銘柄、隆基緑能科技(LONGi Green Energy Technology)などの太陽光銘柄に恩恵があるかもしれません。
コラム
米中通商摩擦で中国が大豆増産 黒竜江省地盤の農業関連企業にはメリット大?
4月10日に書いたこちらの記事で予想したことですが、中国は大豆生産を自国で拡大する方針のようです。
おおあたり\(^o^)/
China launches “emergency” campaign to boost soy output(18/5/3)
これは米中通商摩擦が激化していた時期に発表された内容です。
ちょうど中国では4~5月に大豆・トウモロコシの播種の時期になります。一般的には、農家は連作を避けるために輪作するか、トウモロコシ-大豆を交互に作付けしたりします。
しかし今回、米中通商摩擦という非常事態でもあり、政府の補助金や通達などもあったことから、多くの農家が大豆生産に切り替えたそうです。
その後、一旦は収まったかにみえた米中通商摩擦ですが、
「貿易戦争」回避で一致 中国副首相、追加関税停止(18年5月19日)
米国は再度また関税措置と投資制限措置導入を発表しました。
トランプ氏、中国への25%関税と投資制限を改めて表明(18年5月30日)
アメリカの政権内ではどうも路線対立があるようです。ムニューチンがどんなに話を纏めようとも、それをナヴァロなどが覆そうとします。
通商摩擦の目的が、前者は米国企業の復活のためですが、後者は中国をぶっ潰すためなのですから、上手く纏まるはずもないのでしょう。
これに対する中国側の報道は非常に苛烈なものになっています。
米制裁関税に反発 対象リスト公開方針受け(18年5月31日)
「中国はいかなる代償も惜しむことなく、国と人民の利益を断固守る」(中国国営新華社通信)
もはや貿易戦争やむなし、といった論調が中国系メディアを支配しています。
というわけで、昨日31日の中国株式市場は米中通商摩擦再燃を受け下落しましたが、農業関係株には買いが集まりました。
600540:Shanghai 株価 – 新彊賽里木現代農業 – Bloomberg Markets
603336:Shanghai 株価 – Great-Sun Foods Co Ltd – Bloomberg Markets
600313:Shanghai 株価 – 中農発種業集団 – Bloomberg Markets
600371:Shanghai 株価 – 万向徳農 – Bloomberg Markets
これらはすべて約10%のストップ高ですw
中国人は材料株がだいすきです。日本よりイナゴですw
これらの銘柄は決しておすすめできません。なんで大豆の生産なのに新彊とかなのかわかりません。黒竜江省でしょう。大豆なら。
ただ、こういった過剰反応には、中国人のものの見方がよく表れているように思えます。中国は、政府が後押しした企業は必ず伸びるんです。通商摩擦をネタにして稼ぐ企業が現れます。それがどこなのか、みんなで探している状態です。俺にはまだわかりませんが、それを見つける作業もまた、投資の楽しみではないかと思います。
ひとつ、気になっているのは以下の企業です。おいらはまだ買っていません。調べている段階です。
600598:Shanghai 株価 – 黒龍江北大荒農業 – Bloomberg Markets
バリュエーションはさほど魅力的ではありませんが、チャートのパターン的には美しく感じます。とりあえず、ウォッチリストに入れておいて、動き出したら乗ってみようかなぁと考えている状態です。
なお、当然のことながら、上記はあくまでも中卒くん個人の見方であり、投資をお勧めするものではありません。投資に当たっては自己責任、自己判断でお願いいたします。