2019年のIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)が大盤振る舞いな件について~関連銘柄はオービック、インフォマートなど?

2019年のIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)は上限450万円まで助成へ?~関連銘柄はオービック、インフォマートなど?

 

IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)の上限が450万円に変更?

2019年2月4日の日経新聞に以下のような小さな記事が載りました。

ITツール導入補助、中小に最大450万円 国、費用の半額を負担

非常に小さな記事です。

具体的な所轄官庁も書かれていませんし、対象についても、補助金の正式名称なども書かれていません。

ですので、具体的にどの補助金なのかは正確にはわからないのですが、たぶんこれは、2018年にしくじったIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)のことを書いているのだと思われます。

 

 

2018年のIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)は惨憺たるものだった

中小企業や小規模事業者が生産性を向上させるため、、、という触れ込みのもと、ITシステム業界団体やソフトウェアメーカー、ITベンダーなどからの強い要求で経産省が主導したIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)でしたが、2017年は予算消化率が10%程度と低迷したそうです。

これは前円までに比べて大幅にシブチンになった補助の規模に原因があります。

2017年と2018年を比較すると

上限100万円 → 上限50万円

自己負担率1/3 → 自己負担率1/2

となっており、まったく魅力的でなくなったのが昨年のIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)でした。

こんなものじゃ使えないと、多くの事業者もシステム業者も利用しなかったことが、2018年の低水準の補助金利用率となったもようです。

 

 

2019年のIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)は一転して大幅増

これに対して、2019年は自己負担率が1/2なのは前年と変わりませんが、そのかわりに上限が450万円に引き上げられることになりました。

つまり、システム投資の総額900万円までなら補助を利用した方が得ってこと。

ここまで上限があがってくると、そこそこしっかりとした会社でも利用可能な水準になります。

間違いなく需要は膨らむはず、と思います。

 

 

2019年のIT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)によって潤う関連銘柄は?

とりあえず、今回のIT導入補助金でも、これまでの認定を受けた企業に物色が向かうと思われます。

インフォマート(2492)

 

 

 

オービックビジネスコンサルタント(4733) 勘定奉行の会社です

 

 

 

グローリー(6457) レジの会社です

 

 

オロ(3983)

 

他にもいろいろあるとは思いますが、とりあえず以上。

なお、これらの銘柄をお勧めするわけではありませんのであしからず。