日本円が安すぎる?~実質実効レートと購買力平価

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日本円が安すぎる?~実質実効レートと購買力平価

 

実質実効レートと購買力平価からみる日本円

質問箱に以下のような質問をいただきました。

「円は安すぎませんか?」

というものです。

 

いつも質問箱のご利用ありがとうございます。

 

ぶっちゃけ、まったく同感です。

円は安すぎると思います。

 

 

日本円の実質実効為替レート

うーん・・・現在の為替水準って、インフレ率含めて考えると1972年当時と同じだそうです。

ずいぶん低い水準ですね。

 

 

購買力平価でみるドル円チャート

 国際通貨研究所の原データを利用。

 

 

うーん、概ね沿った動きではありますが、ヒストリカルにみるとCPIベースに近づいたあとで、大きな上昇を伴うもののようにみえます。

 

とりあえず、日本円は安い気がします。

 

しかし一方で、この円安が肯定される要素も何かあるんじゃないか?と考えるのは大切かなと思います。

 

一般的に言われるのは、

  1. 高齢化の影響で貿易収支が赤字に転じはじめてきており、輸出企業の円買いよりも、輸入の円売りの方が影響しやすくなっている。
  2. 所得収支のぶんなどは海外での運用が中心になっているため、フローの面ではマイナスになりやすい。
  3. 国内金融機関や富裕層は海外の資産が安心だと思っているため、投資のためのカネも動きやすい。

 

みたいなものだと思います。

個人的にはこれにプラスして、以下の可能性も考えてみました。

 

 

  1. 将来的に日本企業が株主還元を増やしていくことでフローに影響
  2. 将来的な高齢化を見据えてフローの変化を先取り
  3. そもそも物価の統計が間違っている。統計不正の問題だけでなく、ネット中心の時代に物価関連の統計の精度が低すぎる可能性。日本の物価は上がっていた可能性。

 

ただどちらも根拠が薄い。

3に関しては、その可能性を考えつつも、やはり日本の物価水準は低くみえます。

だからこんなに中国人がインバウンド需要などと言って買い物にくるわけですし。

1と2にに関してはありうるとは思うのですが、前提条件の置き方が難しく、全ての場合を計算しつくすのは困難なのでパスさせてください。

 

とりあえずいえることは、

実質実効レートでみても、購買力平価からみても、日本円は割安だということ。

現時点における公式の数字だけをみるなら、間違いなく割安です。

長期的にみて円高になるのか、それとも別の要素を先取りしてこの水準なのか。

そこが一番のポイントになろうかと思われます。

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自分は為替のプロじゃないんでこれ以上はなんとも言えませんが、できたら皆さんの声を聴かせていただきたいな、と思います。

以上。