2019年2月28日 米国株式市況概況~米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート~
米国株式ヒートマップ
S&P500
米10年債利回り
WTI原油先物
前営業日⇒2019年2月27日 米国株式市況概況~米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート~
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って下落
米朝会談が不調に終わったことを下落の理由に挙げている人がいるが、それは違うだろう。
この程度の会談不調は、割安感とモメンタムさえあれば、ぜんぜん気にするほどのニュースではない。
単純に、割安感が薄れた状態で、モメンタムも落ちてきて、売られる口実を探していただけ。
相変わらず、セクターごとの売買というよりも個別企業中心の値動きとなっているが、あえてセクターをあげるなら、昨日に引き続きヘルスケアプランセクターとなるだろう。
ユナイテッドヘルスUNH、シグナCIなど引き続き大きく下げており、民主党の大統領選公約「国民皆保険」が非常に嫌気されているのがわかる。
トランプ大統領も薬価引き下げとPBM、およびリベートの問題は大きく関心を持っており、向かい風が凄まじい。
なおこの日はWTI原油が直近高値を抜いたが、エネルギー株は全体的に軟調。
強い材料を弱く反応する相場になりつつあるか。
なお、個別にはブリストルマイヤーズによる買収がなくなるのでは?との思惑からセルジーンCELGが8%超下落。
ネガティブ決算となったブッキングホールディングスは約11%の下落。
HPインクHPQも決算を嫌気する流れで17%超下落と、個別に動く銘柄が多かった。
なお、クラフトハインツKHCはようやく上昇。
⇒【KHC】クラフト・ハインツ(Kraft Heinz)の業績と株価~粉飾決算疑惑のバフェット銘柄~
合算出来高は82.2億株
やや多くなっている。