【9603】エイチ・アイ・エス(HIS)の業績と株価・決算~旅行事業大手・ハウステンボス、変なホテルを経営

【9603】エイチ・アイ・エス(HIS)の業績と株価・決算~旅行事業大手・ハウステンボス、変なホテルを経営

 

今回は、旅行事業大手であり、ハウステンボス、変なホテルなどの経営も行っているエイチ・アイ・エス(HIS)についてみていきます。

エイチ・アイ・エス(HIS)は多様な事業を傘下に置いています。

まずはエイチ・アイ・エス(HIS)の各事業内容それぞれについてみていきましょう。





エイチ・アイ・エス(HIS)の事業内容

エイチ・アイ・エス(HIS)は旅行事業のほか、、ハウステンボス事業、ホテル事業(変なホテル)、バス事業(九州産交グループ)、エネルギー事業などを行っています。

 

 

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の旅行事業

エイチ・アイ・エス(HIS)は国内外で旅行取次業務を行っています。

エイチ・アイ・エス(HIS)最大の収益源であり、利益源でもあります。

比率でいうと、エイチ・アイ・エス(HIS)全体の営業利益の50%超が旅行事業となっています。

海外企業の買収などで「のれん代」も積み上がっている、最大の資産項目(全体の半分超)でもあります。

 

 

エイチ・アイ・エス(HIS)のハウステンボス事業

エイチ・アイ・エス(HIS)はハウステンボスを子会社においています。

当初は補助金込みでの黒字実現でしたが、ここもとは単独でもしっかり黒字を定着させており、経営改善に成功したモデルとして誉めそやされています。

ただ、ここもとインバウンド客の需要なども落ちている模様で、抜本的な立て直し策が必要になっているかもしれません。

 

 

エイチ・アイ・エス(HIS)のホテル事業

エイチ・アイ・エス(HIS)はリゾートホテルなどを運営するほか、コストを削減するためにロボットを多用した「変なホテル」シリーズを展開しています。

ぶっちゃけ話題性以外に実用性があるのか無いのかわからないロボット化ですが、テレビ取材を受けたりなどして知名度はあるようです。

 

 

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の九州産交グループ

九州産交グループは熊本県を地盤にした乗合バス、路線バス、高速バス、フェリーなどの交通事業を行う企業で、2012年にエイチ・アイ・エス(HIS)が公開買い付けで子会社化した企業です。

 


 

エイチ・アイ・エス(HIS)の2019年Q1業績

エイチ・アイ・エス(HIS)の2019年Q1決算は、主力の旅行事業の堅調推移で増収増益でした。

ただ、いつものことではありますが、自己資本比率は低いですね。

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の2019年Q1決算~旅行事業業績

エイチ・アイ・エス(HIS)の旅行事業はすこぶる好調のようです。

景気も好調であり、海外旅行を中心に既存事業が堅調。

海外子会社のアウトバウンドも堅調です。

 

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の業績をセグメント別にみると以下のようになります。

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の2019年Q1決算の業績をセグメントごとにみてみると、ぶっちゃけた話、旅行事業以外はどれも業績を落としていることがわかります。

とくにハウステンボス事業の不振が目立ちます。

ここもとずっと入場者数がマイナス傾向をたどっており、単価の上昇で稼いではきたものの、それも昨年4Qを境に下向きになっています。

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の株価

 

エイチ・アイ・エス(HIS)の株価は直近で高値をうかがう展開となっています。

 

なお、エイチ・アイ・エス(HIS)はハウステンボスを売却するつもりのようです。

以上。