【OKTA】オクタ(Okta)の業績・決算と株価~クラウド対応のシングル・サインオンツール(IDaaS)

【OKTA】オクタ(Okta)の業績・決算と株価~クラウド対応のシングル・サインオンツール(IDaaS)

今回はパスワード、IDなどの管理をクラウド環境向けに用意するシングルサインオンツール提供企業、オクタ(Okta)についてみていきます。

オクタ(Okta)は、ここもと好決算を受けて大幅に上昇中です。

まずは事業内容についてみていきましょう。


オクタ(Okta)の事業内容~シングル・サインオン・サービス(IDaaS)

オクタ(Okta)の事業内容はぶっちゃけて言えば、

「IDやパスワードの管理を楽にしてくれる企業」

ということになります。




 

 

利用する各ユーザーごとにオクタ(Okta)のIDとパスワードがひとつあれば、提携するサービスをすべてそれだけで利用することが可能というものです。

いちいちすべてのサービスのIDとパスワードを覚えておく必要がなく、ひとつのIDとパスワードでいいので、利用者として便利。

管理者としても、退職者のIDやパスワードの管理を一つ一つしなくて済むので便利です。

セキュリティはオクタ(Okta)側に任せてしまえるので、そういうった意味でも無駄なセキュリティ対策コストをかける必要がなくなります。

同じような利用目的ではMicrosoftのactive directoryがありますが、こちらは基本的にオンプレミス環境での利用を想定したところから出発していますので、端末の管理まで一括で行う必要が出てきます。

最近のactive directoryは改善されたかもしれませんが、やや堅苦しい部分があり、その点でオクタ(Okta)が好まれているのではないか、と個人的にはみています。

 


オクタ(Okta)の業績

オクタ(Okta)の業績は赤字続きです。

GAAP、Non-GAAPともに赤字続きです。

オクタ(Okta)は、売上の伸びより株券の発行スピードの方が速いことがわかります。

すごいですね。

たしかにベンチャーではそういう企業が多いのはわかりますが。

それにしてもオクタ(Okta)すごいなぁ。

 

 

ちなみに株式報酬などを除いたNon-GAAPベースの利益も載せていますが、それでも赤字は変わりません。

既に多数の顧客を抱えているにも関わらず、いまだ赤字。

 

株式報酬が非常に大きいのがわかります。

こういった手法がいつまでも続くと思っちゃいけないと思います。

これが許されるのは、現在の金融環境のおかげ。

あくまでも過剰流動性相場の仇花であると個人的には見ています。

 

オクタ(Okta)は流行りものの銘柄か

ちなみにオクタ(Okta)みたいなシングル・サインオン・サービスのことをID as a Serviceの略でIDaaSとかいうらしいです。

最近、このaaSつけるの流行ってますね。

たぶん10年もしたら

「そんな時代もあったねぇ。それで、あの会社どうなったんだっけ?」

みたいな会話がされていると思います。

マルチメディアとかと同じような死語になってるでしょう。

つまるところ、

オクタ(Okta)などは流行りものって認識で良いと思います。

バイオ株などと似ています。

将来の収益、利益見通しをただでさえ立てにくい。

そこにさらに株券刷りまくりですからさらに見通しが立ちにくい。

オクタ(Okta)に投資する人は、そこらへんを弁えて乗った方が良いと思います。

オクタ(Okta)の株価

オクタ(Okta)の株価はよく上がっています。

しかし、この手のサービスには必ず競合が現れますし、新たな技術的革新をついた企業が伸びる可能性もあります。

こういった銘柄に対しては、あまり技術的に深追いしてわかったつもりになったりせず、適当にモメンタムに沿って、いつでも逃げる気十分で乗った方がいいと思います。

以上。

なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。

投資にあたっては自己責任で行っていただきますようお願いいたします。