2019年 中国全国人民代表大会(全人代)政府活動報告3

2019年 中国全国人民代表大会(全人代)政府活動報告3

2019年 中国全国人民代表大会(全人代)政府活動報告3

2019年の中国全国人民代表大会(全人代)政府活動報告についてまとめます。

とりあえず自分用の備忘録的な意味合いもありますので、

ざっくりとメモのような形でまとめます。

読みにくいかもしれませんがご了承ください。

なおこの記事は以下の記事の続きになります。

2019年 中国全国人民代表大会(全人代)政府活動報告1

2019年 中国全国人民代表大会(全人代)政府活動報告2




 

 

29.国有資本改革・混合所有制改革

国有資産の価値を守り、増やす。

混合所有に関しては積極的でありつつ穏当にすすめる。

(前年にくらべてやや積極性が落ちた感じがする)

ゾンビ企業は法に基づいて処理。

 

 

30.石油・ガスパイプライン・電力網の上下分離

パイプラインの保有企業から保有業務を分離、運営と切り離し。

(現在、パイプライン保有企業は低価格で輸送任務にあたっており、薄利すぎて建設が進んでいません。設備保有と運営を上下分離することでこれを改善しようとしていますが、具体的な方法がわかりません)

電力網・鉄道に関しては具体的言及がほとんどないため、あくまでもガス・石油パイプラインについて進みそう。

 

 

31.競争条件の整備

公有・非公有をとわず、入札などにおいて平等に扱う

民営経済発展を促す

 

 

32.地方財政(とくに不動産税)

中央と地方の財政権限、責任を明確化

地方税の体系を整備

不動産税の立法をすすめる

 

33.地方政府によるファイナンス

地方政府による起債の仕組みを整理(規制方向?)

金融システムの改革改良を実施

民営銀行と地場金融機関を発展

資本市場を整備し多層的に。

エクイティファイナンスを重視

 

 

34.貿易

輸出市場を多様化

越境ECを政策支援

輸入を拡大

第2回中国国際輸入博覧会を成功させる。

加工貿易拠点を中西部に移すよう促す(重慶などで帰農する農民工が多いらしい)

 

 

35.外資企業に対する政策

外資単独経営を大幅に認める。

市場参入規制を緩和しネガティブリスト縮小

 

 

36.外資金融に対する政策

金融業を外資に開放

債券市場の改革開放

 

37.自由貿易試験区

上海自由貿易試験区、海南自由貿易試験区の建設推進

自由貿易港建設

経済開発区、ハイテク開発区を自由貿易試験区と一体化で展開

 

 

 

38.一帯一路

一帯一路を推進

企業が主体となったインフラ開発、国際協力を強化

第2回一帯一路国際協力フォーラム開催へ

 

 

 

39.WTO・自由貿易

自由貿易推進

WTO改革に積極的に参画

日中間で自由貿易区をつくる

中欧投資協定交渉を推進

自国の合法的権益は断固として維持

 

 

 

40.教育

都市と農村の教育を同水準に。

農村から都市にやってきた子女にしっかりした教育機会を与える

インターネットを利用した教育により、良質なコンテンツを開発

就学前教育を重視

幼稚園への参入は安全性と費用をみたせば認可

教育支出はGDPの4%以上、中央政府負担は1兆元を超す水準に

 

 

 

41.医療

ガン検診、早期がん治療を推進

高血圧や党女房など慢性疾患を医療保険対象に。

母子への医療を強化

中国漢方医薬の革新を目指す

養老保障体制を進める。

 

 

42.社会主義核心価値観

社会主義核心価値観を育成、実践

 

43.インターネットコンテンツ

インターネットコンテンツのなかでも文芸、報道出版、記録映像などを強化。

大衆の文化を引き上げへ

 

以上。