【統計】機械受注統計2019年1月
2019年1月の機械受注統計の解説です。
データは内閣府のサイトから。
今月は電気機械業と情報通信機械業向けが急減しています。
とりあえず、そこら辺を中心に見ていきましょう。
なお前月はこちら⇒【統計】機械受注統計2018年12月
機械受注統計 受注総額7.9%減
https://twitter.com/chu_sotu/status/1105885647741435904
受注総額の水準が一段低下
トレンドを明らかに下回っており、低迷が長期化することを懸念する見方が浮上。
機械受注統計 外需18.1%低下
https://twitter.com/chu_sotu/status/1105885820962013184
特に外需の落ち込みが激しい。
なお、内需も電力向けが大きく伸びたことで支えられているが、実質的にはかなり悪い。
機械受注統計 民需(船舶・電力除く) 5.4%低下
https://twitter.com/chu_sotu/status/1105886108393443328
今月は電力が嵩上げに寄与。
それらをなくすと一気に下振れ。
外需の下げよりも遅れて下げており、やや長引きそうな流れ。
機械受注統計 製造業1.9%低下 非製造業(船舶・電力除く)8.0%低下
https://twitter.com/chu_sotu/status/1105886401592094725
雇用逼迫から民間非製造業(船舶と電力を除く)は高い伸びを期待する声もあった。
しかし、開いてみたらこの通り。
将来不安が強すぎて設備投資を行えない、ふんぎりのつかない経営陣が多いのではないか。
機械受注統計 電気機械・情報通信機械が急減
https://twitter.com/chu_sotu/status/1105886851066281984
情報通信業と電気機械業における設備投資は大きく落ち込んでいる。
水準的にもここ5年の最低水準を叩く勢いであり、あまりにも悪い。
中国不安が影響しているのだろうが、これが常態化するとなると、むしろこの国の産業構造自体の問題のようにも思えてくる。
とりあえず、超絶ネガティブな1月の機械受注統計。
日本は、世界経済のカナリヤであることを証明しています。
以上。