【TEAM】アトラシアン(Atlassian)の業績・決算と株価~JIRA、Confluence、Bitbucketなどの開発企業

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【TEAM】アトラシアン(Atlassian)の業績・決算と株価~JIRA、Confluence、Bitbucketなどの開発企業

今回はソフトウェア開発管理、プロダクト管理、企業版ウィキなどのソフトウェアを開発・販売しているオーストラリアの企業、アトラシアン(Atlassian)についてみていきます。

もともとマーケティングに費用をかけず口コミで販売を広げましたから、高い利益率を誇る企業として有名でした。

しかし近年、コスト上昇を主因として、この評価もやや揺らいできているようにみえます。

とりあえず、そんなアトラシアン(Atlassian)について、まずは事業内容から説明します。




 

 


アトラシアン(Atlassian)の事業内容~JIRA、Confluence、Bitbucket

アトラシアン(Atlassian)の事業は、簡単にまとめてしまえば

「ソフトウェア開発者のためのチーム開発ツールを提供する事業」

ということになります。

アトラシアン(Atlassian)の主力商品は、収益貢献が大きい順にJIRA、Confluence、Bitbucketとなっています。

とりあえず、ひとつひとつ説明していきますと

JIRA・・・プロジェクトの進捗管理、タスク管理などに利用されます。

Confluence・・・企業版Wikiですね。便利だという声は聞きます。

Bitbucket・・・Githubみたいなものらしいです。

自分はどれも使っていないので何とも言えませんが、どれもそれなり評判はいいです。

 

アトラシアン(Atlassian)のJIRAはアジャイル開発向け?

アトラシアン(Atlassian)の一番の主力商品がJIRAです。

さきほども書いたように、プロジェクトの進捗管理などを行うための、チーム開発で非常に便利なツールだそうです。(自分は使ってないのでその有効性はわかりません。)

この背景には近年の(というか2000年代半ば以降の)ソフトウェア開発環境の変化があろうと思います。

昔はシステムをチームで開発するというと、仕様をスケジュール通りに行っていくウォーターフォールモデルによる開発や、試行錯誤を繰り返しながら完成形に持ち込むプロトタイプ型開発が多かったように思います。




しかし近年、おもにプロトタイプ型開発が廃れてアジャイル型開発に発展しています。

アジャイル、Agileです。敏捷って意味です。

その名の通り、敏捷に開発する、スピード重視の開発手法です。

これはたぶん、企業経営のスピード感が重視される世の中になったこともあるんでしょう。

ゴチャゴチャ仕様を固めてから開発にとりかかるより、まずはやってみなはれ、みたいな感じの開発です。

アジャイル型システム開発は顧客と相談しながら、その要求を組み入れながら開発していくのですが、この時にある程度形になったものを顧客に提示して、変更を要求されたところを簡単に手直しできるようにパーツごとの開発を進めていくことになります。

その手直しがしやすくなるように管理するのが、JIRAなどの工程管理ツールということになろうかと思います。

かなり大まかに説明しているので細かくいうと色々違うかも。

自分は使ってないので間違ってるかもです。

 

(とりあえず個人的な意見を挟ませてもらうと、自分はアジャイル開発の手法はなんか無味乾燥としていて好きになれません。文章を書く時に、パーツ事に集めてくればそれなりになりますが、それでおもしろい記事になるとは思えない。それと似てます。)

 

ちなみにConfluenceとかBitbucketについては説明は端折ります。

たんなるWikiと、たんなるGithubもどき・・・とかいうと怒られますかねw

 


アトラシアン(Atlassian)の2018年Q2業績

アトラシアン(Atlassian)の業績についてみていきます。

かつてはマーケティング費用をかけずに高い利益率を誇っていたアトラシアン(Atlassian)ですが、最近は株式市場からの圧力もあってか、新たな分野への進出を目指して開発コストが増大しています。

マーケティング費用も買収先などの影響だと思われますが、やや伸びています。

 

アトラシアン(Atlassian)の業績のなかで、株式による報酬、買収に伴う償却などを示したものです。

開発コストを賄うために、株式で賄っている姿がよくわかります。

なお、こういった経営はよくある手法です。

詳しくはこちら

『高株価経営』は現代における直接金融のひとつの到着地点

 

 

アトラシアン(Atlassian)の業績~売上高推移

アトラシアン(Atlassian)の売上は、主にサブスクが大きく伸びています。

クラウド化の進展によるものであり、よっぽど魅力的なサービスなどが提供されてこないかぎり、この収益は安定して出てくるでしょう。

 

アトラシアン(Atlassian)の業績~その他項目

アトラシアン(Atlassian)が業績推移をNon-IFRSで示しているのは、株式による報酬分などを除きたいからでしょう。

顧客数の伸びはやや鈍化傾向にあるようです。

 

 

アトラシアン(Atlassian)の今後の見通し

正直、自分はアトラシアン(Atlassian)を利用していませんから、見通しを的確に言うことはできません。

ただどうなんでしょうね。

個人的にはこういったソフトウェアって、垂直統合されていく運命にあるんじゃないかと感じています。

具体的に言うと、Githubを抱えるマイクロソフトなどががっちりと自社製品で固めていく可能性もあるんじゃないかと感じています。

その方が顧客にとっては便利ですしね。

その意味では、人気のSlackすら、どうなんだろうか・・・と感じてしまいます。

ぶっちゃけ、Skypeに問題がありすぎてSlackが流行ってるだけのことであって、Slack自体が特別革新的であるとも思えません。(たとえば通知機能やログ管理などでSkypeにはかなりの不便さがあります。)

とりま自分は使っていないので見当違いかもしれませんが、どうもアトラシアン(Atlassian)の製品は過大評価じゃないかなぁという気がしています。

似たようなサービスが、大手企業から無料で提供される可能性はリスクとして十分に考えておくべきじゃないかなと。

 

アトラシアン(Atlassian)の株価

アトラシアン(Atlassian)の株価はガンガン上がってます。

市場ではよく

「今はITバブルとは違う。企業はしっかり利益を出せている」

と解説されますが、少なくともこれらの企業は赤字です。

Non-IFRS、Non-GAAPなどで株式報酬分などを外せば黒字にみえますが、ちゃんとした会計でみれば赤字です。

そもそもですよ?

なんでNon-IFRSとかNon-GAAPなんて考えるんですか?

従業員は、将来受け取る株式による報酬分も含めて、自分の受け取る総報酬がいくらかを考慮しています。

もしストックオプションなどをくれないなら、そのぶん現金でくれよ、と言うはずです。

株価がぼろぼろに下がって株式での報酬が魅力的でなくなった場合も、もっと現金くれよ、と言うはずです。

そういった場合を想定して、IFRSなどでみる必要があるんです。

企業の経営実態をしっかり示すのはNon-IFRS、Non-GAAPではありません、IFRSやGAAPです。

株式を刷りまくって好業績に見せる手法は、いい回転が続いている間はいいんです。

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でも、逆回転したらおしまいです。

EPSには意味がない、キャッシュフローだけをみていればいい、、、そんな言説が昔流行りましたが、そうやって煽られた銘柄がどうなったかみればいいです。

時代は繰り返しています。

アトラシアン(Atlassian)の株価が下がると言っているわけではありませんが、広く流布する神話には気を付けましょう。

以上です。