2019年4月12日 米国株式市況概況~米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート~
米国株式ヒートマップ
S&P500
米10年債利回り
WTI原油
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先週金曜日の米国市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇
中国の貿易統計が堅調だったことと、欧州の鉱工業生産が意外と底堅く推移したことが注目された。
他には中国の新規人民元建て融資なども大幅に増加しており、金融緩和姿勢による景気下支えも意識される展開
⇒【統計】2019年3月 中国新規人民元建て融資・社会融資総量
こうしたなか、資本財セクターを中心に強い動きが広がるとともに、
半導体銘柄などにも底堅い銘柄が目立つ展開に。
また金利も久しぶりに大きく上昇してきており、金融セクターも大幅高。
シェブロンCVXによるアナダルコ・ペトロリアムAPC買収を受け、シェブロン売りのアナダルコ買いの動きとなり、アナダルコは32%高
今後もパーミアン盆地などを中心に再編が行われるとの見方が広がり、
メジャーを売って独立系石油を買う動きへ。
ヘスHESやEOGリソーシズ、ノーブルエナジーNBL、デヴォンエナジーDVNなど大幅高。
個別には、ディズニーが動画見放題サービスのディズニープラスを発表
低価格で充実した内容ととらえられ、ディズニーDISは11%超の上昇
これに対し、ネットフリックスNFLXは4.5%程度下落
ネットフリックスのサービスよりもディズニーの方が安いことから、顧客がネットフリックスの値上げについてこないのではないか、との見方が広がった模様。
なお、この日もヘルスケア関連は大きく落ち込んでいる。
共和党、民主党、そしてトランプ大統領までも含め、みな薬価改定と医療費削減を目指している。
業界には逆風が吹き始めているようにみえる。
合算売買高は67.5億株
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