【3175】APカンパニーの業績、決算と株価~ブロイラー偽装の『塚田農場』を経営

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【3175】APカンパニー(エー・ピーカンパニー)の業績、決算と株価~ブロイラー偽装の『塚田農場』を経営

 

今回は「塚田牧場」を展開するAPカンパニー(エー・ピーカンパニー)についてみていきます。

APカンパニーは宮崎県の地頭鶏(じとっこ)を利用した居酒屋「塚田農場」を展開する企業です。

塚田農場はミニ丈の浴衣姿の女性に接客させるなどの手法で店舗を拡大しましたが、

実は地頭鶏ではなくブロイラーを利用していたことが発覚。

客を大きく減らすことに繋がりました。




 

 

APカンパニーの事業内容~生販直結モデルで『塚田農場』を展開

APカンパニーの特徴としては、生産と販売を直結させるモデルにあります。

鹿児島や宮崎などの行政とタッグを組み生産農家に鶏や野菜などを生産させ、それを引き取って自社の塚田農場などで使用する流通システムを構築しています。

よって、塚田農場の業績悪化は、これらの行政支援事業の失敗をも意味します。

 

生産施設

施設名

内容

施設規模

生産能力(※1)

養鶏場(日南、日向)

みやざき地頭鶏の養鶏

計6,497㎡

計2,000羽/月(飼養)

養鶏場(新得地鶏)

新得地鶏の養鶏

2,935㎡

1,500羽/月(飼養)

養鶏場(黒さつま)

黒さつま鶏の養鶏

9,235㎡

3,000羽/月(飼養)

雛センター(日南、綾町)

種鶏の飼育、産卵、孵化

計2,165㎡

計35,000羽/月(素雛)

食鳥処理場(日南)

成鶏の捌き加工

1,649㎡

10,000羽/月(処理)

加工場(日南)

食肉の二次加工

231㎡

10,000羽/月(加工)

加工センター(西都)

成鶏の捌き加工、二次加工

2,816㎡

25,000羽/月(処理&加工)

加工センター(霧島)

成鶏の捌き加工、二次加工

2,833㎡

10,000羽/月(処理&加工)

雛センター(霧島)

種鶏の飼育、産卵、孵化

9,364㎡

16,000羽/月(素雛)

 

販売拠点

販売形態

モデル

店舗ブランド

直営店

ライセンス店

外食

地鶏

塚田農場など

149店

鮮魚

四十八漁場、墨之栄、魚米

25店

やきとり

やきとりスタンダードなど

9店

ホルモン

芝浦食肉、平澤精肉店など

14店

海外

地鶏

Tsukada Nojoなど

17店

ライセンス

地鶏

じとっこ組合

44店

 

 

APカンパニー『塚田農場』でブロイラーを地頭鶏と偽って表示

APカンパニーは2018年5月23日、同社が展開する居酒屋「塚田農場」で一部商品にタイ産のブロイラーを使用していた事実を認めました。

それまで同社は「地鶏一筋」「地鶏は野生の旨味(うまみ)」などとメニューに記載し、地鶏の写真を使用していましたが、これが嘘であったことを認めたことになります。

地鶏を使わずタイ産のブロイラーを利用していたのは、つくねやチキン南蛮など。

これらの売り上げは3億円を超えていたとのことで、同社は「返金に取り組む」としていますが、実際に返金されたかどうかはわかりません。

というか、現実問題としてどのように返金するのか不明です。

 

 

 

APカンパニー『塚田農場』の業績が低迷

APカンパニー『塚田農場』は長期にわたって業績が低迷しています。

2018年9月まで54カ月連続で既存店売上が前年実績割れと惨憺たる有様。

2018年10月にようやく既存店売上前年比1.5%上昇となりましたが

その後も再びマイナス成長に戻るなど、非常に苦しい展開となっています。

 

 

『塚田農場』を展開するAPカンパニーの業績~2018年Q3

 

上記は塚田農場を展開するAPカンパニーのQ3決算です。

売上が6.4%減、営業利益も赤字に転落しました。

品質偽装問題により客足が遠のいていますが、それだけが原因ではなさそうです。

 

 

なお、以下はセグメント別業績となっています。

 

ご覧の通り、販売事業のセグメント利益が大きく赤字に転じています。

この背景には、売上減少に伴って利益率が低迷していること。

また一部店舗で減損が発生したこともあるようです。

 

 

『塚田農場』を展開するAPカンパニー、4Q決算を下方修正

なお、APカンパニーは業績を下方修正しました。

とりあえず、今回の業績下方修正は国内事業とは関係なく、海外事業の減損にかかわるものとなっています。

連結子会社の AP Company USA Inc 及び北京健農飲食管理有限公司の一部店舗で減損が必要になったとのこと。

国内事業も悪化、海外事業も減損と、泣きっ面に蜂な状況になっています。

 

 

『塚田農場』を展開するAPカンパニーの株価

APカンパニーの株価は上記の通り、酷いものとなっています。

こういうのをみると上場ゴール銘柄と言われても仕方ないような気がします。

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もはや株主からしたら詐欺られた気分ではないでしょうか。

 

とりあえず、以上になります。

 

なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。

投資にあたっては自己責任で行うようお願いいたします。