備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
個人的に重要と感じたものを独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。午後版はこちら
French inflation confirmed at five-and-a-half year high of 1.7 pc in March
フランス国立統計研究所(INSEE)発表。4月EU基準消費者物価指数CPIは前年同月比1.8%上昇。先月の伸び率より0.1%加速。2012年10月以来5年ぶりの高水準。
個人的見解:エネルギーと食品主導、製品価格は0.3下落。サービスは弱く転換しているので、基調判断は難しいところ。
French Q1 growth slows to 0.3 pct on weaker investment, exports
企業投資が急減速、輸出も急減速してます。企業部門から景気減速してきています。
上海外為市場=人民元上昇、MSCI指数への採用控え外国勢が中国株買い
個人的見解:中国の本土A株市場に上場する株式の主要銘柄が、6月1日と9月1日にMSCI新興国株指数に組み入れられることになります。ベンチマーク運用をする機関投資家はどうしてもこれら銘柄を買わざるを得ないため、人民元を買う動きが活発化しているそうです。といっても、組み入れをきっかけに流入する資金は200億ドル程度と予想されていますので、為替に対する影響としては然程大きくはないと思われますが・・・
Global investors pile into China stocks ahead of MSCI entry
上記の中国A株MSCI新興国株指数採用の記事関連です。MSCIに採用されるのは大型株上位222銘柄。今回の採用における上海A株および深圳A株のMSCI新興国株指数におけるウェイトは0.73%になり、今後も組み入れが進み、将来的にはウェイトは18%前後になるとのこと。18%にまで引き上げられた場合、海外からの資金流入規模は3000億~4000億ドル(33兆円から44兆円)。これは現在組み入れ上位のブラジル、ロシア、インド、韓国などをしのぐことになりそう。
いままでは中国株がMSCI採用されてこなかったため、ベータから乖離することを恐れる多くの機関投資家が中国株を外しています。そのため、中国株のMSCI採用は数年をかけて行う可能性が高く、これが同指数採用銘柄の大幅高を招く危険性について、記事中では言及されています。
10時58分
Spain Q1 GDP expands 0.7 pct from quarter earlier, in line with forecasts
スペインのQ1国内総生産GDP速報値、前期比0.7%増。前年比2.9%増、前期より伸び率年率0.2%減速。前年比ベースで3年ぶりに低い値。
China BoCom’s Q1 profit rises 4 pct, slightly below estimates
中国交通銀行のQ1決算。純利益が前年比4%増、不良債権比率1.5%
「朝鮮半島の完全な非核化」目標 共同宣言
個人的見解:今回の会談は単なる顔見せ会談なのだが、韓国内メディアでの伝えられ方が異常に過熱ぎみ。ネットメディア、マスメディア問わず、韓国国民が終戦と団結に期待しているのがよくわかる。大韓航空機爆破事件なんてなかっただとか、極端な論調まで流れ始めている。
これは間違いなく北朝鮮側に有利に働く。アメリカに対する和平圧力になる。この調子だと、アメリカが過去に休戦協定を破ったのが悪い・・・みたいな論調になりかねない。事実そのとおりな部分はあるのだが、そこに論点が移ると核問題がかすむ。交渉をやり難くなる可能性がある。
Euro zone economic sentiment data above forecasts
4月のユーロ圏景況感指数は112.7。
個人的見解:チャートを見てわかるとおり、これは過去の暴落のすぐ手前。十分に景気がよくて、これから先はこれ以上望みようのない水準。ふつうに考えたら債券に振り向けるべき段階だが、現状は株式に比べて債券のリターンが小さすぎる。逆に言うと、条件がそろえば債券に一気に流れる状況ということ。