【質問箱】神の存在について
神の存在について
質問箱に以下のような質問が入っていました。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1148052906022539265
何か宗教に入っていますか?神様の存在を信じますか?
という質問です。
いつも質問箱のご利用ありがとうございます。
これは、たぶんどうでもいいネタだと思う人もいるのでしょうが、個人的には非常に重要な質問だと思います。
回答にも書いた通り、自分は何の信仰もありません。
神の存在も信じていません。
ただ、神の存在を否定する根拠もありませんから、無いことの存在を証明することもできませんし、無いと断言もできません。
あくまでも、信じていない、というだけです。
世の中には軽い気持ちで「無いことの証明」をしようとする人がいますが、それは論理的ではないと思います。
無いと断言することには、無いと断言できる論理的展開が必要なはずですが、自分のことを頭が良いと思い込んでいる人ほど、この「無いことの証明」を軽い気持ちで行います。
その態度は、相場においても共通していると思います。
わからないことをわからない、という態度で見る真摯な態度が必要だと思っています。
神の存在は否定され、人間が神に置き換わった
さて現代社会、とくに先進国では、神の存在を否定する人も一定程度います。(神の存在を肯定する人も依然として多いですが)
とりわけ、敗戦によって神道の支配から脱した日本では、一転して神の存在を否定する人が増えました。
というか、宗教に入っていたら馬鹿にされるような風潮です。
神は死んだ・・・とは某著における有名な一説ですが、それが真の意味で実現したのは、たぶん日本が最初だと思います。
戦後、日本は神の支配から脱して、人々は超人を目指しました。
人間が作り上げた科学と工業への過度の信頼。
その最大の失敗が、フクイチ原発だったと思います。
人間の知性が、かつて神の所業の象徴であった洪水や地震などの天変地異をも克服できるという自惚れ
日本人は宗教なんて信じない、神なんて信じないと言いながら、
じつは自分たちのことを神だと思い込んでいたのではないか。
すべてを支配できる万能の神だと思い込んでいる自惚れなんじゃないか。
自分にはそんなふうにみえます。
神の存在と科学への信頼
ある意味で、科学への過度の信頼は宗教的だと思います。
科学が何でも解決するという態度は、非常に危険にみえます。
地球人は、ともすれば自分たちが万能だと思い込んでいるようですが、宇宙にはより優秀な宇宙人がいるかもしれません。
なのに、宇宙に向けて電波を発している。
自分達はここにいるよ、自分たちの星は生物が住めるよ、と。
自分は、この行動はとても危険だと思います。
今すぐに辞めた方がいい。
占領してくださいと言っているようなものです。
自分の存在を人に知らしていいことなんてないと思います。
そういう自己顕示欲を宇宙空間レベルでやるのは、井の中の蛙大海を知らずどころではありません。
神の存在を否定するのはいいですが、自分達がうぬぼれて思いあがるのはとても危険です。
科学者には、自制心が必要だと思います。
以上。