ユーロ圏景況感指数からみる株価推移

4月のユーロ圏景況感指数は112.7

ESI – Economic Sentiment Indicator – 27 April 2018 (PDF)

3月まで3か月連続低下のあと、4月はほぼ横ばいに推移。

さてここで、過去のS&P500指数の推移をみてみましょう。

 

 

( ,,`・ω・´)ンンン?

なにか・・・気づきますか?

 

 

さきほどのグラフと比較してみましょう。

 

ここ25年程度でみてみますと、現在と同じ水準をつけたのは3回しかありません。

1998年、アジア通貨危機からのLTCM破綻

2000年、ITバブル崩壊前

2007年、ベアスターンズ傘下のヘッジファンドによる住宅ローン債権での損失

そして今・・・です。

 

 

これをどう思いますか?

おいらは、とてもじゃありませんが強気にはなれません。

 

 

たしかに、アジア通貨危機→LTCM破綻の時はだいじょうぶでした。

一旦は大きく調整しましたが、その後には回復しました。

しかし、この水準のセンチメントに達したあと、

過去3回中2回はすさまじい下落に見舞われています。

しかも、今回はまったく金融緩和余地がありません

ユーロ圏はいまだに短~中期の金利がマイナス金利状態です。

いざ何かあったときにクッションがありません。

 

 

とりあえず、もしもこの水準でもロングで回したいなら、それ相応の覚悟とリスク管理が必要だと思います。

 

by中卒くん