機械受注統計平成30年6月実績 

以下は単なるコラムです。

ニュースまとめに書くには長くなりすぎるものをこちらに纏めました。

読んでもあまりカネにならないと思います。

飛ばしてだいじょうぶです。


 

機械受注統計平成30年6月実績

 

8月9日内閣府発表の機械受注統計について短評

 

とりあえず、機械受注統計は全体を通してみるとわかりにくい統計ですので、個別にのみ短評します。

 

今回、明確にトレンド転換を感じたのは産業用ロボット

あきらかに昨年の強さがない。

3-4月の低さで怪しさを感じ、5-6月の下げで明確になったと思います。

 

 

 

 

国内民需は年始から増勢基調

こちらは昨年8月からやや回復し始め、年始から強い。

6月は低めに出ていますが、たまたまだと思います。

 

 

外需は徐々にペースを落としています

外需は6月に低下に転じました。

今後はこのマイナスが拡大するかどうかがポイント

 

 

とりあえず言えることは、外需が弱く、内需が強く、ロボットなど産業分野が落ちているということ。

 

個人的には、この組み合わせが一番あぶないと思っています。

 

基本的に、日本の経営者の判断は遅いです。

外国・・・とくに台湾、韓国、中国の経営者の判断は速いです。

そういった国々の大企業は創業者社長が多いからだと思います。

とにかく、日本企業は自分がみてきたこの30年ほど、ずっと投資のタイミングがズレていました。

日本企業が投資を再開・・・というニュースが聞こえたら、天井を意識する。

それでだいたい8割程度は正解だと思っています。

 

 

ここ二か月で、これまで中国で盛り上がっていたロボット投資が減速から減少に転じてきました。

個人的には、これは相当に警戒感を持つべきだと思います。

とりあえず、リスク管理の観点から、世界的に資本財セクターは避けるべきだと思います。

景気はまだまだ拡大がつづくかもしれません。

でも、資本財セクターに投資するタイミングは今じゃないと思っています。

資本財セクターは、タイミングさえ間違わなければ3倍以上になりますが、タイミングを間違えれば半値以下になります。

いまはその、後者のタイミングであると思っています。

 

 

以上です。