18/8/20午後

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。


 

 

中国の1-7月固定廃棄物輸入が前年比54%減少

China’s Jan-July imports of solid waste fall 54 pct -Xinhua

世界中から廃棄物を輸入してリサイクルをしてきた中国ですが、ここもと環境汚染への対応から廃棄物輸入を大幅に減少させてきています。

これにより、欧州やアメリカなど先進国でゴミが積みあがっています。日本はリサイクルや混合焼却炉の設置を進めてきましたが、欧米ではそういった設備投資が遅れているようです。ここに商機があるかもしれません。

 

中国広東省、3年間で4500億人民元(約7兆2000億円)を戦略投資

China’s Guangdong to invest $21.8 bln each year in 2018-2020 into …

中国広東省が2020年までの3年間に7.2兆円もの戦略投資を行うとのこと。情報技術、ハイエンド機器製造、低公害、低炭素、バイオ医療、新素材、海洋経済等への投資とのこと。広東省南西部では海上風力発電をすすめる。また工業団地の建設を加速するとのこと。

個人的見解:予算規模が凄いですね。ほとんど一つの国レベル。

 

プロトン、大株主の吉利と提携拡大 EVの新技術活用

マレーシアの国策自動車会社プロトンが、資本提携している吉利汽車からEV技術を導入。また、中国販売でも新合弁設立とのこと。

個人的見解:マレーシアを自国陣営に取り込みたい中国政府の意向が反映されているかもしれない。

 

 

フォルクスワーゲンのハーバート・ディエスCEO、当局発表の2か月前に排ガス不正を知っていた

VW’s CEO was told about emissions software months before scandal …

フォルクスワーゲンのハーバート・ディエスCEOが、当局が同社の排ガス不正を指摘する2か月前に不正の事実を知っていたとのこと。

個人的見解:この件では歴代のCEOたちの不正が明らかにされています。今回、現職のCEOも一部関与していたとのことで、同社の問題の根深さみてとれます。外部からCEOを連れてきた方が良いと思います。

 


アフリカ豚コレラが南下、江蘇でも感染例

黒竜江省、遼寧省、河南省で発生していたアフリカ豚コレラですが、今度は江蘇省でも発生を確認。

個人的見解:封じ込めに成功と発表されてましたが、感染が拡大しています。中国にとって豚肉は重要な食糧ですから、これが供給不安になると物価が上昇します。米中貿易戦争を起点とした大豆ミールの輸入環境変化で豚肉価格はただでさえ上昇しやすくなっており、今後の豚コレラの動向には注視が必要です。

 

 

在トルコ米国大使館に発砲、負傷者なし=警察

トルコの一部国民がアメリカに対して非常にムカついている模様。日本も昔は、右翼団体や左翼団体がこういった示威行動をとりましたが、最近はそういうのがめっきり減りましたね。

 

 

中国電信(チャイナ・テレコム)の上期業績、8.1%増益

China Telecom H1 profit rises 8.1 pct, beats estimate

チャイナテレコムの上期純利益、4G加入者増とモバイルデータ通信量増加で8.1%増益。営業収益は4.7%増収。携帯電話を使ったインターネットトラフィックが4倍近く増加。

 

 

コンビニエンスストア統計調査月報2018年7月度

前年同月比既存店ベース売上0.1%増、既存店ベース来店客数1.8%減

加工食品の前年同月比伸びが増えており、逆にサービスが大幅に落ちている。サービスはここもとメルカリ関連で伸びていたが、それが剥げている。メルカリの業績は2Qにやや減速する可能性あるかも?


 

台湾の輸出受注、7月前年比8.0%増

Taiwan July export orders show solid growth on strong tech demand

台湾の輸出受注が7月は前年比8%増加の418億ドル。ハイテク関係の受注好調。

個人的見解:米中貿易戦争を前にした駆け込み需要との見方もあるが、それにしては高い。そもそも7月に輸入しても製造して輸出、到着するまで時間があり、そろそろリスク回避姿勢が高まってもおかしくない時期だろう。

個人的には、意外と需要が底堅いのかな、という気がする。ただし、アメリカの耐久財消費などは腰折れの懸念が出ていることには注意。

 

米インテル、半導体の一部に新たな不具合の可能性

個人的見解:これ、パッチをあてることで最悪30%程度の処理速度の低下につながる可能性とか言われています。同社にとってはかなり深刻な事態。

 

 

中国の建設機械メーカー、三一重工(Sany Heavy Industry)が4つの事業に分割か?

Exclusive – China’s Sany Group plans $2 billion spin-off, taps PE firms …

中国の建設機械メーカー、三一重工(Sany Heavy Industry)が4つの事業に分割されるかもしれないとロイターが伝えています。油圧、減速機などパーツごとに分割する案が考えられているもよう。具体的な内容は不明。20億ドルの調達を目指すとのこと。

個人的見解:債務が27億ドル程度ある模様。事業規模の割に大きい債務。資金繰りが厳しい可能性。

 

日産、中国に新工場 1000億円投じ能力3割増強

先に発表されたトヨタの中国事業拡張は2割でしたが、日産は3割増強のようです。

個人的見解:中国は来年からNEV規制(総販売排気量に対して一定量のEV車販売義務付け)が始まります。そのようななかで3割増強はなかなかにチャレンジングな経営姿勢です。