MobikeもOfoも共倒れ。Hellobike(ハローバイク)があらたに頭角をあらわす

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Mobike(摩拜単車)もOfo(小黄車)も結局黒字化できず~Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)が新規参入~

自転車シェアリングビジネスの勝ち組とされてきたMobike(摩拜単車/北京拝克洛克科技)とOfo(小黄車)ですが、結局黒字化できず、単独での事業継続を諦める模様です。

 

中国の配車大手・滴滴出行(DidiChuxing)がOfo(小黄車)に対して15億USドルの買収提案を行っており、合意に至りそうとのことです。

China’s Didi Chuxing to take over struggling bike-sharing startup Ofo …

すでにMobike(摩拜単車)は単独での事業継続を諦めて、4月に美団(Meituan)に27億USドルで売却されています。

同業態で同規模のOfoとMobikeでしたが、M&Aの価格がこの4か月で27億から15億へと大幅に下落していることがわかります。シェアバイク事業への熱気はかなり失せていることがわかります。

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そんななか、このシェアバイク・シェア自転車ビジネスに新たに参入する企業Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)も出てきており、一定の規模のシェアを奪っている模様。

How Hellobike is beating Mobike and Ofo in China’s smaller cities

しかし、個人的にはこのHellobike(ハローバイク/哈羅単車)の成功も長続きしないのではないかと思います。

とりあえず、現時点においては調達資金が潤沢で財務に余裕があるというだけで、実際にビジネスを継続する中ではMobikeやOfoと同じ道を歩むのではないか、と個人的には見ています。

(Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)は事業モデルがOfoやMobikeと似通ってますから、成功するように思えないのですが・・・なぜ同じようなビジネスをしようとするのか?)

とくにHellobike(ハローバイク/哈羅単車)はOfoと似通ったビジネスに感じます。Ofo(小黄車)はアリババ(阿里巴巴)から支援を受けていましたが、Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)はAnt Financial(螞蟻金融)から支援を受けています。

Ant Financial(螞蟻金融)はアリババが多くを出資している実質的な子会社です。

Ofoはデポジット無料化を目指していましたが、資金繰りが悪化してデポジット無料化を断念。

そんななか、Ant Financial(螞蟻金融)と組んだHellobike(ハローバイク/哈羅単車)は、アントフィナンシャルが提供するSesami Credit System(芝麻信用)を利用してデポジット無料化を実現

これを梃にしてHellobike(ハローバイク/哈羅単車)は大幅にユーザー数を伸ばしました

 

・・・が、個人的には先ほども書いた通り、Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)も前の2社と同じ道を辿るんじゃないかなぁ?という気がしています。

 

 


私見

思うに、シェアリングエコノミーはやはり、一定以上の民度を背景にしたビジネスなんじゃないかと思います。

自分のものでなければ雑に使ってもいい、他人が見ていなければ何をしてもいい、そういう感覚の人が多い環境では上手くいかないのではないか、、、とずっと思っています。

OfoにしてもMobikeにしても、当初はとても便利そうに皆が使っていましたが、じきに街中に半分壊れたような自転車が増えていったそうです。

中国現地で生活している人にいわせると、ブレーキが利かない、サドルがないなどといったシェアバイクも普通に置かれているそうで、そういった自転車のリプレース、修繕に多額の費用が費やされているのではないかと思っています。

China’s bike sharing bubble has burst – drone photography captures its casualties rusting in ‘bicycle graveyards’

上の記事の写真は、中国のシェア自転車のなれの果てですが、たぶんこんな状況が中国のあちらこちらにあるのではないかと・・・もちろん印象操作も含めての写真ですが。

 

Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)は、そういった民度の低さに起因する問題を、アントフィナンシャルの提供するSesami Credit System(芝麻信用)のレーティングシステムを利用して克服する社会実験なんだと思います・・・

とりあえず、自分はHellobike(ハローバイク/哈羅単車)による実験はまた失敗するんじゃないかなぁ?と見ていますが、とりあえずまずはお手並み拝見といったところでしょうか。

 

 

しかしあれですね、中国人というのは技術への信奉が凄いですね。

つい一年くらい前には、Wechatと提携すればなんでも解決、Alipayと提携すればなんでも解決、みたいに騒いでテンセント(騰訊/Tencent)やアリババが出資を繰り返しました。

・・・結局今に至るまで大した成果はあがっていないような気もしますが。

それでも彼ら中国人は今日も新技術に夢を抱きながら、一獲千金を目指して出資しあいます。

このバイタリティとスピード感、チャレンジ精神は本当に素晴らしいものがある。

彼らは、極めて資本主義と親和性が高い民族だと思います。

思えば、中国の経済が活況になった時というのは、歴史的に見ても国家の統制が衰えたときだったように思います。国家が誕生したばかりではなく、異民族に侵略される直前の方が爛熟していたように・・・イメージではそんな感じで自分は中国の歴史を捉えています。(感覚論であって史学を学んだ人にとって異論があるでしょうが)

現在の中国はしかし、国家の統制が強まる方向にあります。

新たな技術の誕生が、国民から自由闊達な空気を奪っていくのではないか・・・そんな気がしてしかたありません。最近おきているゲーム産業への締め付けなどをみると、そういった懸念を深めざるをえません。

とりあえず、長々と私見を書いてもしかたありませんのでこのあたりで〆ますが、個人的には

OfoとMobikeの限界は、すなわちアリババとテンセントのビジネスの限界も示している

と感じています。

Hellobike(ハローバイク/哈羅単車)も同様でしょう。

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とりあえず、以上です。