一目均衡表は流行っていないし、機能しなくなっていると思う・・・という話
質問箱にとても面白い質問が入っていたので紹介します。
「平成初期と比べて一目均衡表を使う方がとても減った」
「機能しないというより流行っていないから?」
という質問です。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1061901936197169153
先に書いておきます。
一目均衡表は、流行っていないだけじゃなくて、機能しなくなっていると思いますw
「一目均衡表なんて使えない」と自分は思います。
でも昔は、それなりに転換点を指示していたりしたこともあります。
2000年くらいまでだったでしょうか。
このあたりは統計をとっているわけでないので、肌感覚です。
全てのチャートの一目均衡表を作り、その転換シグナルがあたっていたかどうかを調べることは自分はちょっとパスしたいです・・・調べたらたぶん、肌感覚とあっていると思います。
たぶん、昔はそれなり意味を持ちましたが、時代を経るごとに無意味なものに変化していったように思います。
一目均衡表はなぜ廃れたか?
で、なんで一目均衡表が当たらなくなったかというと
単純に、一目均衡表を判断材料に使う爺さんたちが引退していったから、、、だと思います。
一目均衡表で相場の転換点を見出そうとする人たちが減ったから、一目均衡表が相場の転換点を示さなくなった・・・という話
卵が先か鶏が先か、みたいな話になりますが、とにかく使う人が少ないチャートの見方は、独りよがりにしかならないわけです。
「もうすぐテクニカル指標からみると底入れするぞ、よし今のうちに買い下がるか」
と判断する人が少なくなれば、それだけ相場の転換は遅くなる。
そんなかんじでしょう。
一目均衡表の代わりにやってきたのは
で、代わりに海外から別のテクニカル系の指標が入ってきて、その指標をみんなが使うようになった・・・のではないかなぁと思います。
たとえば、昔はMACDやRSIなどは無視されがちでしたが、最近は見る人もそこそこいます。
ボリバンやストキャスティクスなども独自の日数で組み直して使う人がいます。
他の指標もどんどん増えていますから、その指標のフィルターを通した見え方もどんどんかわります。
一目均衡表とはまったく別のフィルターであるこれらは、当たるとか当たらないとか関係ないと思います。
ぶっちゃけ、オカルトの域なものも多いです。
でも、たまになにかテクニカル指標がヒットすると、みんながその指標を使いだすわけです。
そうすると、その指標が天底を示す前に人々は動き出すようになって、ふたたびインするポイントがバラけるみたいな・・・そんなのを繰り返している感じだと思います。
とりあえずそれで、何が言いたいかっていうと
一目均衡表だとかそんなもんに頼らず、いちいちテクニカル指標なんてみてないで、もっと自由な感覚でやった方がいいよってことです。
自分はテクニカルとかクオンツとかぜんぜんアテにしてませんが、それでもなんかそこそこ生き残ってます。
その時々の雰囲気に合わせてやった方が絶対うまく行くと思います。
チャートソフトなんて道具に縛られないで、もっと自由にやったらいいと思います。
高いカネ払って特別なチャートソフトを導入しても、そんなに勝てないんじゃないかなぁと思います。
というか、AI運用も個人的には人間が相場に合わせて修正するから意味あるものであって、完全にAIだけに判断させたら上手くいかないんじゃないか?とすら思います。
ちょっと保守的な見方かもしれませんが、自分はそんなふうに考えています。
以上です。