2018年11月19日 米国株式市況概況

 

 

 

 

前営業日は→2018年11月16日 米国株式市況概況


 

昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って下落。

とくにハイテク、情報技術系の企業に悪材料が重なったことから、それらの影響が大きいNasdaqの下落率が3%を超え、市場を冷やした。

 

この日はまずアップルAAPLに悪材料が噴出。

すでに報じられていることではあるが、新型iPhoneの販売が不振で生産調整していると伝わったことで4%近い下落。

アップルがiPhone XRの生産を2/3に縮小するよう要請か?

 

またフェイスブックFBは、シェリル・サンドバーグ最高執行責任者COOがロシアによる世論捜査をメディアや取締役会に知られないよう画策していたと報じられたことで、規制強化の動きを嫌気して6%近い大幅安。

中国政府がマイクロンテクノロジーMUのDRAMをカルテル容疑で捜査、大量の証拠を見つけた、との報道を受けて6.62%安。

マイクロン・テクノロジーなど三社に対する中国の反トラスト法違反捜査に重要な進展か

先週に発表されたエヌビディアNVDAの決算は引き続き嫌気される展開で大幅安となり、半導体株の雰囲気は悪化。

 

また、週末のAPECでペンス副大統領が吠えたことも嫌気され、

狂犬の役目をきっちり果たすペンス副大統領~APEC首脳宣言採択できず~

住宅価格指数NAHBも2016年8月以来の水準まで低下。

S&P500の日足がちょうど短期ボックス圏の戻りいっぱいにきていたこともあり、全体的に反対方向にふれる動きに繋がった。

とりあえず、この日はチャート的にも弱く、材料的にも悪材料しか見当たらないなか、素直に相場が反応したかたち。

 

合算出来高は77億株。

感謝祭の祝日に向けた雰囲気に既に入っているためか、取引が薄い一日だった。