【統計】米国経済のピークとボトムをつけた年月日~株価のピークアウトから景気を見通せるか?

【統計】米国経済のピークとボトムをつけた年月日~株価のピークアウトから景気を見通せるか?

 

 

ピーク ボトム
1857-06-01 1858-12-01
1860-10-01 1861-06-01
1865-04-01 1867-12-01
1869-06-01 1870-12-01
1873-10-01 1879-03-01
1882-03-01 1885-05-01
1887-03-01 1888-04-01
1890-07-01 1891-05-01
1893-01-01 1894-06-01
1895-12-01 1897-06-01
1899-06-01 1900-12-01
1902-09-01 1904-08-01
1907-05-01 1908-06-01
1910-01-01 1912-01-01
1913-01-01 1914-12-01
1918-08-01 1919-03-01
1920-01-01 1921-07-01
1923-05-01 1924-07-01
1926-10-01 1927-11-01
1929-08-01 1933-03-01
1937-05-01 1938-06-01
1945-02-01 1945-10-01
1948-11-01 1949-10-01
1953-07-01 1954-05-01
1957-08-01 1958-04-01
1960-04-01 1961-02-01
1969-12-01 1970-11-01
1973-11-01 1975-03-01
1980-01-01 1980-07-01
1981-07-01 1982-11-01
1990-07-01 1991-03-01
2001-03-01 2001-11-01
2007-12-01 2009-06-01

(データはセントルイス中銀のサイトから拝借いたしました。)

 

 

なお、株価のピーク(S&P500)と景気後退には凡そ-1~+13カ月のラグがあります。

平均では5.8カ月。

ただし、ここで重要な問題点がありまして、

「株価がピークを付けたから景気が後退する」とはかぎらない・・・

 

ということです。

「株価がなんか天井っぽいな、もうすぐ景気後退かな?」

という判断は、間違いのもとなのです。

 

「景気後退の前には株価がピークアウトしていた」

は概ね正しいのですが、

「株価がピークアウトしたから景気後退する」

とは必ずしも言い切れないのです。

 

たとえば以下をごらんください。

 

どう思われます?

雰囲気的には、

「三尊つけて株価はピークアウト、景気後退入りか?」

って思いませんか?

 

 

でもこのあと、株価はこんな感じに進みます。

 

景気後退&株価崩壊を信じて上のチャートの時点で売りから入っていたなら、間違いなく大やけどを負うところです。

株価から景気をみるというのは、非常に危険だったりします。

 

 

あくまでも複合的に、流れでモノを見ることが必要です。

前後関係を無視した相場観は全く意味がないどころか、非常に危険だと思います。

とりあえず、今回は以上です。