中卒のおいらが歴史の勉強法を答えるとか無謀すぎる・・・
えっと、質問箱に無茶ぶりな質問が入ってたんですが、とりあえず頑張って答えてみます。
以下の質問です・・・
https://twitter.com/chu_sotu/status/1066303270514176000
「歴史の教科書的な本でおすすめのものがあれば紹介して」
というものです。
いつも質問箱のご利用ありがとうございます。
いや、しかし、これはなかなかに無茶があります。
自分はあくまでも中卒ですから・・・
フォロワーさんたちの方が間違いなく高学歴ですし、どう考えても俺なんかに聞かずに彼らに尋ねた方がいいです。
適切なアドバイスをくれると思います。
しかし、受け取った質問ですし、とりあえず自分なりに頑張って答えてみます。
とりあえず、まず自分の歴史の勉強に関するスタンスなんですが、
「歴史は所詮、誰かが咀嚼したあとの解釈を勉強するしかない」
というものです。
今ある歴史というのは、誰かがその時代に起きた現象を解釈して後世に伝えたものでしかなく、それを学ぶのは、誰かの解釈をうのみにする行為だと諦めるしかない・・・と自分は割り切って考えています。
しかし、できることなら現象だけをとらえて、自分の頭の中で構築しなおしたい・・・とも考えています。
ですから、なにか本を読むなりして知識を入れる際には、書かれているものが著者の考えなのか、それとも現象そのもなのかを自分の頭で切り分けながら見ていく必要があると思っています。
とりあえず、そこらへんを踏まえて、なるべく偏りのないものはなんだろうなぁ・・・と考えて、〇〇史観みたいなものはなるべく排除して選んでみました。
参考になれば幸いです。
1.世界史年表・地図 吉川弘文館
こちらは自分が学生時代にお世話になった吉川弘文館の年表、地図です。
学生時代というか・・・母と一緒に子供の頃によく眺めていました。
今でも学習現場で使われているのかどうかはわかりませんが、とてもいいものだと思います。
ただただ現象だけを見る癖は、これが一番じゃないかと思いますが・・・ただ、これだけだと理解が定着しない可能性があります。
2.世界史一問一答 山川出版社
たぶん、世界史を選択した人はほとんど皆、これを使うんじゃないでしょうか。
基本的な用語ばかりですが、重要なものはほぼ網羅されています。
まずはこれをしっかり頭に叩き込むことが大切だと思います。
3.山川出版社 詳説世界史B
いわずと知れた山川出版社の教科書です。
個人的にはこれを何度も読み返して、暗記してしまうのがラクだと思います。
そのうち、頭で反復するうちに
「なるほどそういう意味でこの解説なのか!」
と感じる時が来ます。そうしたらしめたものです。
読み物として最高だと思います。
文科省の審査を通っていますので、それほど洗脳的でもありません。
そこがいいです。
詳説世界史B 改訂版 [世B310] 文部科学省検定済教科書 【81山川/世B310】
4.Wikipedia
Wikipediaはいいですね。
歴史の勉強でWikipediaを外す必要はないと思います。
記述に嘘が多い?個人の主観が多い?
そんなことを気にする必要はありません。
そもそも歴史書なんてすべて主観の塊です。
少なくとも、塩野七生さんの本読むよりはWikiの方が主観が少ないですw(決して塩野さんのことを貶しているわけじゃありません。読み物としては面白いです。)
番外編 5.Europe Universalice
Paradox Interactiveの開発したPCストラテジーゲームです。
本来は1444年から1820年までのあいだの歴史のIFを体験するゲームなのですが、
意外とマップがよくできているので、時代をスライドさせて勢力図を確認したりするだけでも面白かったりします。
Europa Universalis IV – Extreme Edition. Für Windows XP/Vista/7/8
なお、このパラドックスゲームのシリーズは、Europe Universaliceの前にCrusader Kings、後にVictoria、Hearts of Ironと揃っています。
どれもマップ確認用にみるには悪くないものとなっています。
(といってもゲームバランス重視の配置だったりもしますから、そこらへんは割り切るということで・・・)
基本的には、歴史などは基礎的な知識さえつけておけば、あとは日ごろみている本やテレビなどの情報が肉付けされていくものだと思います。
中卒のくせに偉そうに書いてしまって申し訳ないのですが、すべてそんなもんだと思っています。
とりあえず、以上です。
参考になれば幸いです。