コバルトのロイヤリティ料率を約3倍に引き上げ~コンゴ民主共和国~

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コバルトのロイヤリティ料率を約3倍に引き上げ~コンゴ民主共和国~

 

コバルトの最大の産地であるコンゴ民主共和国がロイヤリティ料率を約三倍に引き上げへ

コバルトの最大産地であるコンゴ民主共和国(DRC)が、コバルト生産のロイヤリティ料率を3.5%から10.0%に引き上げると発表しました。

Congo declares cobalt ‘strategic’, nearly tripling royalty rate

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コンゴ民主共和国のコバルト生産シェアは?

コンゴ民主共和国のコバルト生産シェアは世界1位の65.7%です。

【統計】コバルト生産量と埋蔵量~DRC(コンゴ民主共和国)が世界生産の約2/3シェア【グラフ】

世界のほとんどのコバルト需要家がコンゴ民主共和国産のコバルトを利用していますので、今回のロイヤリティ料率変更は非常に痛い問題です。

 

 

電気自動車のリチウムイオンバッテリーの三元系正極材に必要なコバルト

コバルトは電気自動車EVに搭載されるリチウムイオンバッテリーの正極材に多く利用されています。

調達が不安定かつ紛争地域から購入することに抵抗のある企業がコバルト使用量低減の研究を進めていますが、現在までのところ、現実的にはコバルトは使用し続けなければならない状況です。

 

 

 

コンゴ民主共和国のコバルト生産と児童労働問題および少年兵問題

コンゴ民主共和国は度重なる内戦で非常に荒んだ国になってしまっているといわれます。

かつてはザイールと呼ばれていた国ですが、30代以降の多くの方なら銅の産出国として有名だと思います。地理で必須でしたから。

資源が豊富であるため、常に隣国や大国、旧宗主国などに目をつけられており、勢力争いが頻発して国土が荒廃。

少年兵を使った殺戮や、児童労働による採掘が横行しているといわれています。

こうしたことから、コンゴ民主共和国に多くを頼らざるを得ないコバルトを利用しない電池の研究なども進んでいます。

コンゴ民主共和国DRCのコバルト生産~少年兵と鉱山における児童労働

 

 

 

コンゴ民主共和国はコルタン(タンタル・ニオブ)、ゲルマニウムのロイヤリティ料率もUP

今回のロイヤリティ料率アップですが、コバルトだけでなく、タンタル石(コルタン/コロンバイト・タンタライト)やゲルマニウムにも適用されるとのことです。

電子部品などに多く使われるこれらの鉱物資源の税率が高まることで、関係会社の業績に響く可能性があります。

ちなみに、コルタンの生産は現在は豪州、ブラジルなどが多いのですが、埋蔵量でいうとコンゴ民主共和国が一番多い可能性が以前より指摘されており、目下、資源各社によって探査が進んでいる最中でした。

 

コンゴ民主共和国のコバルト・ロイヤリティ料率上昇で関連企業の業績はどうなる?

今回のコバルト料率上昇が関連する企業としては、

  • チャイナモリブデン 3993.HK
  • 浙江華友鈷業 603799.SS
  • 南京寒鋭鈷業 300618.SZ
  • グレンコア GLEN.L

などになります。

 

とりあえず今回の件は、これでコバルトのロイヤリティ料率上昇が止まったわけでないことが重要です。

EVのコストのうちリチウムイオンバッテリーのコストは半分を超えると言われますから、あまり料率が高くなると最終価格にも影響します。

この影響は見ておく必要があると思われます。

以上です。

 

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