【統計】長短金利差が逆転すると景気後退入り?
長短金利差が逆転すると、そのあとに景気後退入り?
米10年債と2年債の利回り格差(長短金利差)が逆転すると、その後2年のあいだに景気後退すると言われています。
たしかに下記をみると、ここ3回はそんな感じにみえます。
ただ、同時に言えることとして、景気後退入り直前までの株価は上昇しています。
とくにここ二回は急激です。
米10年債2年債の利回り格差/長短金利差
ウィルシャー5000株価指数
(以下私見)
長短金利差逆転でなぜ株価が上昇するのか?そして弾けるのか?
この原因として考えられるのは、長短金利差逆転によって債券で運用しにくくなった人たちが株式に資金を振り向けるから・・・でしょうか?
よくわかりませんが、とりあえず、なんらかマーケット参加者たちの思惑が働いているように思われます。
ただ、その後には非常に大きな下落局面ができていますから、結局あとから考えれば、そのときに上昇相場についていかない方が良かった、ということになります。
長短金利差の逆転が本質なのか、それともFEDの利上げ姿勢が原因なのかは不明
個人的には、長短金利差の逆転自体はあまり意味を持たないのではないか、むしろ、その結果として人々がどういう損得勘定をしてポジションを組み替えるか、それをみてFEDがどういうスタンスに移るのか、そこが重要なんじゃないかという気がしています。
もちろん、中卒ですし細かい数字を積み上げて定量化できないので具体的なことは言えないのですが、どうも、単純に長短金利差が逆転したからリセッション入り・・・というのは違和感があります。
自分が学生の頃はここまで長短金利差を気にしてなかったような・・・
ぶっちゃけ、長短金利差逆転でリセッション入り・・・と言われ出したのってそんなに昔からなんでしょうか。
自分は学生時代にはそんなことを聞いたおぼえがありませんし、駆け出しの野良トレーダーだった頃もそんなこと考えてませんでした。
いや、単なる無知だったとかそういう可能性もありますが(笑)
ここまで皆が長短金利差を口にするのは、ちょっと違和感があります。
ここら辺の事情、古参の方たちにちょっと聞いてみたい気がします。。。